情報企画部情報企画課
松浦 賢太(2016年既卒入職)

大学内のシステムを運用・サポートする専門チーム

-現在どのような業務を担当されていますか。

私が所属しているのは、大学内で利用する情報システムの調達・導入・保守を行っている情報企画部という部門です。その中でも、主にアプリケーションを扱うグループで、新しいソフトウェアの調達・導入や現行のシステムの保守を担当しています。「大学内の情報システム」と一口で言っても様々な種類があり、授業の裏側で事務的な処理を行うものや、授業そのものを管理・支援するもの、そして入試や学生生活を支えるものなど、至るところに導入されています。現在、アプリケーションのグループには、職員が6名在籍していて、1つのシステムを2人ほどで分担しながら対応しています。また、全ての作業を情報企画部の職員だけで対応しているわけではなく、関連会社やITベンダーに業務委託もしていますので、そのプロジェクトが上手く進行するように、様々な場面で調整、コントロールをしていくことも我々の仕事となります。

-松浦さんが手がけられているプロジェクトについて、具体的にお聞かせください。

現在、主に担当しているのは、学生や教員の方々が授業にて使用するLMS(ラーニングマネジメントシステム)の刷新プロジェクトです。これは「Moodle」という世界標準のプラットホームを、早稲田大学の運用に合わせて設定を変更したり、機能を追加したりして導入しようというもので、「Waseda Moodle」と名付けています。従来の「Course N@vi」は先生方のニーズを汲み取るため、学内でいちから構築していましたが、最近は利用者のニーズや利用場面を具体化し、それをもとに世界で利用されている先進的なパッケージシステムを購入し、内容の検討・評価をして、導入することも増えていますね。「Waseda Moodle」だけで完結するわけではなく、科目登録のシステムなど、学内の様々なシステム間でデータを連携できる仕様にしなければなりません。私は今ちょうどデータ連携の仕組みを担当しています。

依頼する側とされる側、両方の立場の経験が今に活きている

-以前はITベンターでシステムエンジニアをされていたそうですね。

そうですね。システムを扱う職業なので業務内容は同様ですが、当時はITベンダー側だったので、情報企画部のようなお客様から依頼される側の立場でした。今は逆に、ITベンダーに依頼する側に立ったので、会議室で座っていた席の反対側に座っているような感覚です。依頼する側は大学を背負うような形の立場になるので、以前の自分から見たお客さん側の責任がこれだけ重いんだなとわかりました。今までITベンダー側の立場で色々なことを言われて、たくさん怒られもしたので、こう伝えたら動いてくれないだろうな、嫌な気持ちになってしまうだろうなというところも汲み取りながら、上手く伝えるように心がけています。

-本学に応募されたきっかけはどういったものでしょうか。

母校に戻りたいなという気持ちが大きかったです。私自身、本学理工学部の出身で、卓球部のOBでもあったので、卒業してからも学生と関わる機会が多くありました。後輩の学生と飲みに行ったり、卓球部の応援に行ったりしていて、次第に早稲田大学で働くイメージが頭の中をよぎるようになったんです。職員の募集に応募しましたが、母校に貢献したい気持ちも大きかったので、学部事務所の職員など、システム以外の全く違うことをする想定もしていました。もちろん、前職の経験を活かせたらいいなという気持ちもあったので、最初の配属でたまたま情報企画部に入ることができて、結果的にはよかったなと思います。前職でお世話になった方々への感謝の気持ちも忘れずに、日々仕事に取り組んでいます。

-早稲田大学の職員を目指す皆さんにメッセージをお願いします。

本学の職員の仕事は、教育・研究に直接的に関わる仕事だけでなく、私のように情報システムに携わる仕事や人事や財務、総務、広報といった様々な仕事があります。ゼネラリストになることは本当に大変ですが、他の民間企業ではなかなか味わえない、幅広い経験を積むことができます。そして何より、学生の成長を見守りながら、自分も一緒に成長していこう、早稲田大学をより輝かせようという雰囲気の中で仕事をすることができます。前職の経験がある皆さんも、そうでない新卒の皆さんも、早稲田大学のためにという気持ちとチャレンジ精神がある方はぜひエントリーしてみてください。一緒に働ける日を楽しみにしております。

取材・文=石川 珠緒(文化構想学部1年:公認サークルマスコミ研究会所属 学生ライター)
撮影=髙橋 榮

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