旧年中は格別なるご厚誼を賜り、厚く御礼申し上げます。
私が早稲田大学第一七代総長に就任してから、二年が経過いたしました。昨年は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、「世界で輝くWASEDA」の実現を目指し取り組んでいた改革も速度は低下いたしましたが、コロナ禍を超えて進化をめざす本学が取り組むべきことは、明らかになって参りました。本来の改革の道筋に加えて、コロナ対策とポストコロナ社会を見据えた新たな施策も視野に入れて、今後は改革の速度を増していく所存です。まだまだ厳しい状況は続きますが、来たる2月の入試を教職員一丸となって、感染対策を徹底し、実施したいと思います。今後も教職員ひとりひとりが「世界で輝くWASEDA」を目指す気持ちを持ち続け、様々な改革を推進すべく、共に働いてまいります。
二〇二一年 元旦
早稲田大学 総長 田中愛治