平成30年度文部科学省「卓越大学院プログラム」に採択 私立大学では唯一
電力・エネルギー分野での新産業創出を促進する高度博士人材を育成
パワー・エネルギー・プロフェッショナル育成プログラム
このたび、本学の「パワー・エネルギー・プロフェッショナル育成プログラム(以下、PEP育成プログラム)」(プログラムコーディネーター:大学院先進理工学研究科・教授・林泰弘)が、平成30年度文部科学省「卓越大学院プログラム」に採択されました。
【申請】全国の大学を通じた38大学54件(国立大学44件、公立大学3件、私立大学7件)
【採択】13大学15件(本学は私立大学で唯一採択)
【関連HP:】文部科学省 平成30年度「卓越大学院プログラム」の選定結果
事業概要
卓越大学院プログラムは、国内外の機関と組織的な連携を行いつつ、世界最高水準の教育力・研究力を結集した5年一貫の博士課程学位プログラムの構築、あらゆるセクターを牽引する卓越した博士人材の育成、人材育成・交流及び新たな共同研究の創出が持続的に展開される卓越した拠点の形成を狙いとする事業です。
PEP育成プログラム概要
本学の中長期計画「Waseda Vision 150」と文部科学省の本事業の基本理念が、「大学院改革の加速化」「未来社会で求められる高度博士人材の育成」「教育システム改革の継承と発展」等の観点から一致していることから、PEP育成プログラムを「Waseda Vision 150」の;
および
を推進する中核事業と位置づけ、総長の責任(リーダーシップ)により、優れた博士人材育成モデルを実現します。また、PEP育成プログラムを通じて得られた知見・ノウハウを全学および全国連携大学を通じた学外へ広く波及・展開し、国際研究大学に相応しい大学院改革を戦略的に促進します。
PEP育成プログラムは、Society 5.0のコアとなる「エネルギーバリューチェーンの最適化」による新産業創出を様々なセクターで主導する「知のプロフェッショナル」の輩出を目的とした5年一貫博士人材育成プログラムです。同プログラムは、本学にて国際競争力を持つ研究分野のうちの2分野、すなわち『理工学分野』(分散協調電力システムによる「電力工学分野」と新機能・デバイスを創出する「マテリアル分野」)、および『人社系分野』(エネルギー「制度」「社会」「経済」等)において、次の5つの課題に挑戦する大学院教育改革の先駆モデルとなることを目指しています。
- 電力・エネルギー分野の課題・ビジョンの共通理解に基づく全国主要大学間連携体制の構築
- 能動的に機能し刺激し合う産学官連携の推進
- 社会実装を見据えた異分野融合教育の実施
- 技術の国際的相互運用性の追究と標準化の推進
- 外部資金研究と一体化した博士人材育成の仕組みの構築