2017年は日中国交正常化45周年の節目です。日中両国の青年の相互理解と友好を深め、未来志向の両国友好関係を築くために、北京大学の主催により、日本の約60の大学、中国の約40の大学から、それぞれ500名、計1000名の大学生が北京大学に集まり、「日中大学生千人交流大会」が開催されました。鎌田薫総長は日本側代表として、北京大学での記念行事に出席しました。
鎌田総長は「今年は日中国交正常化45周年、来年は日中平和友好条約締結40周年にあたります。ご来場の参加学生の皆さんには、ぜひ今回の交流の機会を思う存分に生かし、相互理解を深めながら共に学ぶ喜びを分かち合っていただきたいと思います」と祝辞を述べました。
交流大会には中華人民共和国国務院の劉延東副総理も出席、鎌田総長をはじめ日本側参加者と面会しました。
早稲田大学は、1982年に北京大学と大学間協定を締結したのを皮切りに、多くの大学・研究機関と学術交流協定を結び、連携を深めてきました。2017年5月時点で、3,283名の中国人留学生が本学で学んでいます。中国人留学生は受け入れた留学生総数の約6割を占めています。
また北京大学とは、通常の交換留学以外にも、2005年よりダブル・ディグリープログラムを実施し、これまでに延べ200名以上の学生を相互派遣し、日中間のかけはしとなる人材を多数育成してきました。今回の記念行事に先立ち、鎌田総長は北京大学の郝平校務委員会委員長及び林建華校長とも懇談を行い、両大学の学術交流拡大について、意見交換を行いました。
早稲田大学はこれからも、北京大学をはじめとした中国の高等教育機関との連携を強化し、研究者交流や学生交流を通じて、日中友好の促進に貢献してます。