早稲田大学は10月8日、来日中のトルコ共和国のレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領へ名誉博士号を贈呈しました。
国際会議場井深大記念ホールで行われた贈呈式では、鎌田薫総長が「両国友好の発端となったエルトゥールル号事件から125周年を迎える本年、人間力と洞察力を備えた真のグローバルリーダー育成を目指す早稲田大学が、世界的な政治家として長年にわたって活躍され、トルコ共和国の国際的地位を飛躍的に押し上げるとともに、日本・トルコ両国の友好を一層確固たるものへと発展させたレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領閣下のご功績を顕彰し、名誉博士号を贈呈させていただくことは、まことに意義深いものです。本日が両国の友好関係を、またトルコ共和国と早稲田大学との友好関係の飛躍的な発展をもたらした記念日として、長く人々に記憶されることを強く期待しています」などと式辞を述べました。
その後のエルドアン大統領は記念講演で、「トルコと日本はWin-Winの関係を築ける。トルコと日本の科学技術プロジェクトに期待しており、その成功によりお互いを知ることができるだろう」などと伝えました。
早稲田大学名誉博士学位について
学問、芸術、社会または人類のため顕著な貢献をした人物で、早稲田大学においてとくに顕彰することが適当と認められる方に贈呈する学位。早稲田大学における名誉称号としては最高位のものです。エルドアン大統領を含め、これまでに国内外133名の方々に贈呈しています。