2015年4月1日・2日に、2015年度学部合同入学式、大学院合同入学式および芸術学校入学式を執り行いました。
2015年4月の学部入学者数は9,529名で、2014年9月の学部入学者数349名と合わせると、合計9,878名が学部の1年生として早稲田の杜での生活をスタートさせました。そのうち海外からの留学生は486名にのぼります。また大学院入学者は2,868名です。
学部合同入学式・大学院合同入学式の会場となった記念会堂は、1957 年に早稲田大学の創立75 周年を記念して建設された体育館で、1964 年の東京オリンピックではフェンシング競技の会場として使用されました。この夏、改修工事に入るため、今回は現在の記念会堂で執り行う最後の入学式となりました。
鎌田薫総長の式辞(学部入学式式辞、大学院入学式式辞)につづき、第2回学部合同入学式ではレオ・メラメド氏※へ名誉博士学位の贈呈を、第4回学部合同入学式では小幡洋次郎氏(東京・メキシコ両オリンピックのレスリングフリースタイル金メダリスト)へスポーツ功労者表彰を行い、各氏より祝辞を賜りました。
顕彰状 レオ・メラメド氏
顕彰状 小幡洋次郎氏
また、第1回学部合同入学式・第3回学部合同入学式では、ともに本学校友である宮島昭夫氏(東京都外務長、元外務省駐英特命全権公使)、江田麻季子氏(インテル株式会社代表取締役社長)が、新入生に向けて祝辞を送りました。
なお今回の入学式では、2014年度にWaseda Vision 150の取り組みで新設された、早稲田大学ティーチングアワードおよび早稲田大学リサーチアワードの贈呈も行われました。
式典の最後は、覚えたばかりの校歌を新入生一同拳を振って斉唱しました。
レオ・メラメド(Leo Melamed)氏について
シカゴ・マーカンタイル取引所名誉会長および戦略会議運営委員会議長、米国商品先物取引委員会技術顧問。
1932年ポーランドに生まれる。7歳の時、ホロコーストから逃れるため両親とともにリトアニアに移り、当時在リトアニア日本国領事館副領事であった杉原千畝(本学校友)から「命のビザ」を受け取り、シベリアを経由して日本に渡る。のち1941年シカゴに移り住む。2014年7月にも来校し、早稲田キャンパスの杉原千畝レリーフに献花した。