第24回「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」贈呈式 受賞者挨拶 ― 松倉 大夏 氏

【文化貢献部門 奨励賞】
映画「ちゃわんやのはなし ―四百年の旅人―」(企画・製作スモモ)

劇場公開映画(ポレポレ東中野、第七藝術劇場、他全国公開)

松倉 大夏 氏(本作監督)の挨拶

このたびはこのような素晴らしい賞に我々の映画を選んでいただいて誠にありがとうございます。正直に申し上げると受賞の知らせを聞いて驚きました。今回受賞された皆様はもちろん、最終候補に残っていた皆様の作品、取材、それから記事など、本当にジャーナリズム大賞に値する素晴らしい作品が並んでいますが、私は長く劇映画やドキュメンタリーの制作してきて、見てもらう方々、観客の方々に、どういうふうに見てもらうものの価値を伝えるか、どのようにすれば面白いものとして見てもらえるかというようなことを考えてずっと制作をしてきましたので、もちろん我々の作品も映画としての自負はあります。一方で、ジャーナリズムとは何なんだろうか、ジャーナリストとは何なんだろうか、というふうに今も問い続けています。

この受賞をきっかけに、朝鮮から連れてこられた朝鮮陶工たちの苦難の歴史ですとか、沈壽官さんを代表する陶工たちの生き様が、もっと多くの方の胸に響いてくれればと思っています。

最後にこの映画にご支援くださった方、上映してくださった劇場の方、劇場に足を運んでくださった方々、そしてスタッフはじめ、十五代沈壽官さん、十五代坂倉新兵衛さん、十二代渡仁さんに感謝を申し上げたいと思います。本日はありがとうございました。

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