Faculty of Science and Engineering早稲田大学 理工学術院

ご卒業ならびにご入学の皆様へ

2019年度ご卒業・2020年度ご入学の皆様へ。理工学術院長、基幹理工学部長・研究科長、創造理工学部長・研究科長、先進理工学部長・研究科長より、メッセージをお送りします。

 

科学の夢

早稲田大学理工学術院長  竹内 淳

ご卒業ならびにご入学おめでとうございます。皆さんは、門出を迎えて大いなる夢を抱いていることと思います。理工科が早稲田の地に開設されたのは112年前の1908年のことでした。それ以来、数多の学生たちが早大理工で科学を学び、探求し、そして巣立っていきました。早大理工の学生たちにとって、理工のキャンパスは初々しい志を抱いて科学を本格的に学ぶ青春の地であったわけです。この春から、この地を踏む方は科学の魅力を存分に楽しんで下さい。世界最先端の科学があなたを待っています。そしてこの地から飛び立つ人は、早大理工で培った実力を持って科学と社会の未来をぜひ切り開いていって下さい。

言うまでもなく科学には夢があります。生物の一個体としての人間の運動能力と知的能力は極めて限られていますが、科学技術がその限界をはるかに凌ぐ可能性を私達に与えてくれました。これからの100年では、太陽系内の他の惑星への進出や人間の寿命の延長、そして人類の思考能力を遥かに超える人工知能の誕生など、20世紀後半のSFや映画で描かれていた途方もない夢のいくつかを実現できるでしょう。人類は知識、空間、時間において到達可能な翼の範囲をさらに広げることになります。皆さんも次の世紀に向けて人類社会に貢献する偉大な夢をぜひ描いてみてください。

一方で翻って世界を眺めてみると、近隣の国での核武装や超大国アメリカの大統領の想定外の動き、さらに南シナ海での19世紀的な領土拡張の争いや新種のウィルスの感染拡大など、世界は混乱の中にあるようです。そして日本では、前例のない急速な少子高齢化が進行しています。科学技術が長足の進歩を遂げようとしている現代において、人間の社会は逆に深刻な停滞と退化の渦に巻き込まれています。

混迷の時代の中にあって正しい進路を指し示すために必要なのは、時代の動きを冷静に観察し、人間の抱く様々な情念をも考慮して、合理的に社会の動きを判断する能力です。早大理工で科学を学ぶ皆さんが、科学の知識だけでなく、幅広い教養と論理的な思考力もしっかりと身に着け、心に描いた科学の夢を近未来の社会で大きく花開かせることを期待します。

 

未来を作りましょう

基幹理工学部長・研究科長  戸川 望

基幹理工学部・研究科に入学されたみなさん、学部・研究科を卒業・修了されたみなさん、誠におめでとうございます。

基幹理工は、数学と基礎工学をベースに理学・工学を追求することを理念としています。こうした趣旨を源泉とする学科・専攻が結集し2007年に発足しました。2019年には学科専攻の専門領域を横断する新たな専攻として、基幹理工学研究科に材料科学専攻も新設されました。また2020年には装いも新たに機械科学・航空宇宙学科がスタートし、基幹理工に新たな一ページを加えることになります。

基幹理工学部・研究科ではさらに、基幹副専攻を改革し、より多くの学生のみなさんが幅広い学習環境で副専攻を履修できる制度を導入しました。自分の未来・夢を目指して、自分自身の学科・専攻だけでなく、分野横断的にさまざま学問を修得していただければと思っております。さらに副専攻制度に加えて、Major/Minor制度を柱とする英語学位プログラムの導入や、海外留学制度の発展・拡充など、基幹では、さまざまな取り組みも行っています。

基幹理工学部・研究科で学んだみなさんは、基幹副専攻制度をはじめ、高学年や大学院では、ゼミ・卒業論文、修士論文、博士論文等の研究活動を通して、非常に多くのことを修得し、社会における展開力を身につけたことと思います。

新しい社会でのご活躍を期待しております。

基幹理工学部・研究科には、世界最先端の研究教育を行っている教員や設備があり、非常に恵まれた環境にあると言えます。この環境をいかに使いこなすかがみなさんに求められています。新入生のみなさんは、ぜひ基幹理工学部・研究科にて自分自身の大いなる未来をつかみ取ってください。

 

創造の実践

創造理工学部長・研究科長  菅野 重樹

創造理工学部・研究科に入学された皆さん、そして卒業・修了された皆さん、おめでとうございます。

新入生諸君は「創造」というタイトルに何を期待するでしょうか。また、卒業・修了生諸君は創造理工で何を得たでしょうか。私は、「創造」とは自分自身や社会を変革し、新たな価値観を築くことだと考えています。その力である創造力を身に付けるためには、個々の知識の吸収だけではなく、知識と知識のつながりを知ることが必要です。新しいつながりに気付いたとき、イノベーション、技術革新が起きます。気付くには経験を積むこと、それも実社会と結び付いた体験をすることが効果的です。創造理工とは、まさにその経験を身に付けるための実学を実践する場です。創造理工がカバーする領域は、都市計画・設計、自動車、AI・ロボット、医療・福祉、品質管理、生産システム計画、防災、環境、資源・エネルギーと様々ですが、いずれも人と社会に関わる実学です。創造理工の新入生諸君はこれから実学のための創造力を育む一歩を踏み出し、卒業・修了生諸君は培った創造力を実社会で試すことになります。

現代社会は解決すべき多くの課題を抱えています。その際に大切なのは、「創造」を意識することで、未来を考え、新しい道標を見つけることです。諸君のさらなる前進を期待しています。

 

輝かしい未来

先進理工学部長・研究科長  若尾 真治

新入生の皆さん、先進理工学部・研究科への御入学、誠におめでとうございます。先進理工では、学部・大学院の両課程を通じて「教育」と「研究」が切れ目なく密に統合されていることが最大の特長です。手厚い教育環境のもと十分な基礎学力と専門的知識を修得し、その土台の上で新たな知の創造を実現する研究力を培うことができる充実した体制を整えています。学問はもちろんのこと、サークル活動などの課外活動も含めて、数多くの選択肢が早稲田大学では用意されています。その中から自分の意志で好きな方向に邁進できる「自由」を存分に謳歌してください。このキャンパスでこれから出会う生涯の友人達とともに皆さんが夢を実現することを願っています。

これから世界の舞台に羽ばたいていく卒業生・修了生の皆さんにも、心からエールを送ります。若い時の経験は、その後の人生を方向付ける重要な意味を持ちます。新たなステージに進んだ後も、これまでと同様に果敢にチャレンジし続け、さらに多くの経験を積み重ね、皆さんの可能性を最大限に拡げていただくことを期待しています。是非、母校にも足を運んでください。このキャンパスで皆さんと再会できる日を今から楽しみにしています。

最後に、皆さんの未来が明るく前途洋洋であることを祈念して、お祝いの言葉といたします。

 

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