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中村 民雄 教授(編) 『法学部で何を学ぶかー人・社会・世界』が出版されました

中村 民雄 教授(編) 『法学部で何を学ぶかー人・社会・世界』が出版されました
Posted
Mon, 19 Oct 2026

早稲田大学法学部の多彩な教員が、それぞれの専門分野を通して、法学部で学ぶことの意味と魅力を語る『法学部で何を学ぶかー人・社会・世界』が2026年10月に早稲田大学出版部で刊行されました。

【著者】 中村 民雄、高岡 佑介、中村 隆之、橋本 有生、愛敬 浩二、岡山 具隆、マニゴ ヴァンサン、水町 勇一郎、下田 啓、ラーデマッハ クリストフ、石田 智恵、郭 舜
【出版社】早稲田大学出版部
【出版年月】2026年10月
【ISBN】978-4-657-26013-0
*出版社のリンク:法学部で何を学ぶか― 人・社会・世界 | 早稲田大学出版部

編者 中村 民雄教授による紹介文

皆さんは、高校で進路を考えていたころ、「法学部」って「法律」を勉強するところでしょ、弁護士とか裁判官になりたい人が行くところでしょ、みたいなことを考えませんでしたか?だから、法学部に入って、なんで語学があるのか?などと不平を言ったりしていませんか?でもそれは、考えが狭すぎます。

この本は、それは氷山の一角で、法学部はもっと広がりがあるところだ、ということを知ってもらうための本です。

法学部は、たしかに、法的なものの考え方やものの見方を学ぶところです。たとえ弁護士や裁判官や公務員になろうと思っていない人でも、就職すれば営業で「取引」するでしょうし、日常生活でも「妥協」を迫られもするでしょう。自分で「起業」したくなるかもしれません。

こうしたすべてで、法的なものの考え方・見方が必要となりますし、役にたちます。双方の利害の調整とバランス、第三者への配慮、そうした社会の人間関係を安定させるための知恵が「法」であり法的なものの考え方・見方だからです。

そして、語学・教養の教育は、皆さんが身に着けていく法的なものの考え方・見方の幅をぐんと拡げ、深めるものです。日本語だけの知識・経験世界に、外国語を通してじかに学び得る知識を加えれば、自分の世界がぐんと広がります。

法律も究極的には、人間社会のさまざまの経験から生まれたものです。それゆえ、人間を法をこえて広くさぐり(哲学、思想、文学)、経験を過去にさかのぼり(歴史)、あるいは他国と比較し(外国語・比較文化)、深めていくべきものです。

つまり、法学部で学ぶというのは、法的なものの考え方を軸としつつ、広く人間・社会・世界を学ぶということであり、そうすべきだということです。
この本は、そういうことを具体的に、法学の先生と語学・教養の先生が対話することを通して、みなさんにお伝えしようとしています。

高校生の皆さんはもちろん、法学部生でまだ法学部がしっくりこない人もぜひ読んでみてください。