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Why SILS ? SILSが選ばれる理由
Tue 22 Apr 25
Tue 22 Apr 25
国際教養学部(School of Internationa Liberal Studies, SILS)は、幅広い教養教育および世界中の学生との交流を通して、世界規模の問題に取り組む高い志と倫理観、国際競争力、そして人間的魅力を備えた世界へ羽ばたく地球市民を育てます。
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SILSでの学び


垣根を越える
大学における学問は、各分野での専門性を高め、課題を細分化して深く掘り下げてゆくことで発展してきました。一方で、ひとつの学問分野に特化して学び、研究することは、ある決まった視座に立って思索し、特定の専門用語で世界を語ることを意味します。それはともすると、「学問」そのものが、気付かないうちにわたしたちの思考の限界を狭める壁になる恐れもはらんでいるかもしれません。
国際教養学部には、「専攻」がありません。そのかわり、7つに大きく分類された多様な分野の学問を、自分の興味・関心に従い、主体的に、広く、深く学ぶことができます。私たちが考える「教養」とは、文系や理系、◯◯学という領域にとらわれず、学問の垣根を越えてゆく、オープンマインドで柔軟な知性です。
違いを知る
「言語」もまた、私たちの学びの場を形成する大事な要素です。言語は、ものの考え方や世界の見方、文化や社会構造と密接に結びついています。
国際教養学部では、英語を共通言語とし、日本語と英語に加え、さらにもう一つの言語を学ぶ多言語教育を展開しています。その言語で現地の文化、歴史、経済、政治などを学ぶ内容言語統合教育(CLIL)も、特徴的な学びの一つです。
複数の言語を学ぶことは、いくつもの文化に触れ、その差異に気付く中で、自分の世界の常識を絶えず覆してゆくことに他なりません。多文化・多言語・多様性を重んじる国際教養学部には、多様なバックグラウンドを持つ教員や学生が集い、切磋琢磨しあう学びの場があります。言語を話す能力だけにとどまらず、多様な文化や社会の違いを知り、新しい視点を得て自らの価値観を相対化することを学んでこそ、私たちが重視する真の「国際性」が育まれるのです。
未来を拓く
複雑化する現代社会では、従来の学問のあり方では到底太刀打ちできない問題が山積しています。例えば、世界が未曾有のパンデミックに襲われたとき、単に医学の知識だけでは問題を解決できないということを私たちは目の当たりにしました。
「疫病」とは何なのか、生物学や歴史学、社会学や法学などさまざまな視点から分析が行われ、国や文化で異なる公衆衛生の概念、国家が個人の行動をどこまで制限できるのかという人権や個人の自由についての定義の差異も、コロナ禍で浮き彫りになりました。
デジタルデバイスにより学校や職場のコミュニケーションがどう変わったのか、メディアやSNSでコロナはどう描かれてきたのか、国境を越えた感染拡大を防ぐために外交政策はどのように変化してきたのか…
複雑にからみあう課題に立ち向かうには、多面的に課題をとらえる眼差しが重要になります。
そんなときに、さまざまな分野の知を集結し、対話を重ね、新たな視点から問題にアプローチして、自ら未来を拓いてゆく―国際教養学部で学ぶからこそ、担える役割です。
SILSのカリキュラム


2つのスタディプラン
SILSでは日本語が母語である学生を対象とした「Study Plan 1」と、日本語以外の言語が母語である学生を対象とした「Study Plan 2」を設けています。
日本語を母語とする学生には一年間の海外留学を必須としています。どちらのStudy Planを選択しても、一部の科目をのぞき授業は英語で開講され、共に学びます。
それぞれの定義、違いは2つのStudy Planをご確認ください。


3つのステップ
SILSでの学びは、以下の3段階に体系づけられています。
- テーマの選定力と語学力の習得(1~3学期目)
- 海外学習でテーマを研究(4・5学期目)
- 研究成果を深化させる(6~8学期目)
詳細はカリキュラムをご確認ください。


7つのクラスター
SILSでは学問分野を横断的に学び、学際的な知見の修得をめざすリベラルアーツ教育を展開し、4年間を通して幅広い分野の教養を磨きます。専攻を決めて進学するのではなく、大学に入ってから様々な科目を学ぶ中で、幅広い知識を身につけつつ、興味を持った分野についてはさらに深く学習することができます。
他分野にわたる学際的な視野を磨くため、SILSでは提供する科目を7つのクラスター(科目群)に分類しています。
SILSの特色
SILS is where you…


learn how to think -考える力を養うリベラルアーツ教育-

自分のレベルアップに、そして、グローバル人材を目指すのに最適な環境
教養を重視し、さまざまな分野の科目を履修するリベラルアーツ教育を実践しています。多角的な視点を養い、論理的な思考力と分析力、実行力を身につけることを目的としているため、開講科目も特定の分野に偏ることはありません。世界の最新情勢を包括する7つの分野にわたって幅広く科目を設置し、学際的な学習を可能にしています。講義では単に知識を覚えるだけではなく、学生一人ひとりが物事を多元的にとらえ、分析し、自ら考え抜く能力を身につけることに重点を置いていることが特徴の一つです。


find a small world in Tokyo -多様な文化が融合する国際的な環境-

SILS offers excellent education in a welcoming international environment where students can enjoy their university experience to the fullest.
入学者の約3割は外国籍学生。アジアをはじめ、欧米やアフリカなど約50ヶ国・地域から迎え入れています。さらに、世界のトップクラスの協定校から毎年約300名を超える交換留学生を受け入れています。キャンパスにはこれらの学生に加え、国際的なキャリアをもった教員も集まり、活発な交流がもたれています。


always engage in discussions and dialogues -対話重視の少人数教育-

多様なバックグラウンドを持つクラスメイトとの少人数教育。
SILSでの出会いに感謝。
異文化間の交流を深め、多元的な視点と論理的思考を養うためには学生同士および学生と教員の議論が大切です。国際教養学部では、学生と教員の双方向の活発な対話と質疑応答ができる少人数教育を実現しています。講義科目については1クラス平均で学生60名~70名の規模で開講されています。また、1年次から全学期に演習(ゼミ)を設置し、演習においては学生数の上限を20人程度としています。


bridge differences in languages and cultures -グローバル化に対応した語学教育 -

「語学」を「ツール」として使いこなせるようになりました。
多様なバックグラウンドを持つ教員と学生が自由に議論し、相互理解を深めていく環境そのものが、国際社会でのコミュニケーション能力を養うことに通じると考え、ほぼすべての授業を英語で実施しています。
入学後の第1~2学期目に、英語で考え表現する力を少人数のクラスで徹底的にトレーニングし、英語力を強化します。「読む・聞く・話す・書く」それぞれのスキルによって、習熟度別にクラス編成されています。
さらに、フランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語、ロシア語、朝鮮語の6言語をその他外国語として開講し、多言語・多文化教育を展開しています。他学部等で提供される科目も含めると20を超える多彩な言語の履修が可能です。


step outside the classroom -1年間の海外留学が必修-

留学経験を通じて、将来の可能性を広げよう
国際的な広い視野を身につけるために、日本語を母語とする学生には1年間の海外留学を必修としています(日本語以外を母語とする学生は任意)。英語圏のみならず、全世界的に展開されている早稲田大学協定校ネットワークの大学等から留学先を選べます。 プログラム内容も多岐にわたっていますので、各自のレベルや目的に合わせて留学プログラムを選択できます。
そのほか、当学部が独自に協定を結んだSILS箇所間協定プログラムへの参加も可能です。


cultivate your knowledge -体系的な学びを促す新しいプログラム-

専門的な知識を習得しながら、実践的な語学能力を身につけることができます。
進化し続けるプログラムも、国際教養学部の大きな特徴の一つです。
2016年度には、特定の分野を体系的に学んでいきたい学生にむけて、コンセントレーションプログラムを導入しました。必要単位数を修得後、卒業時に修了証明書が発行されます。
2017年度からは、フランス語、スペイン語、中国語、朝鮮語の4言語について、これらの語学習得はもちろんのこと、その言語を用いて、当該国の文化、歴史、経済、政治などを多面的に学べるAPM(Area Studies and Plurilingual / Multicultural Education)プログラムを展開しています。
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