School of International Liberal Studies早稲田大学 国際教養学部

About the School

学部について

School Overview

学部概要・特色

国際教養学部の方針

1.学位授与方針Diploma Policy

早稲田大学の総合性・独創性を生かし、体系的な教育課程と、全学的な教育環境と学生生活環境のもとに、多様な学問・文化・言語・価値観の交流を育み、地球社会に主体的に貢献できる人材を育成する。

国際教養学部は世界が直面する課題に対し多角的な視野と見識を持って対応することのできる人材を育成し、高い倫理観、競争力、そして人間性の上に世界の舞台で行動できる地球市民を作る。具体的には卒業までに以下のとおりの能力の習得をもとめ、標準4年以上の在籍期間及び取得単位数124単位の基準を満たした者に学士(国際教養学)を授与する。

  1. 世界に通用するコミュニケーション能力を習得する。
  2. 最低限3つ以上の異なる分野についての英語による入門レベルの講義科目の履修。
  3. 16単位以上の中級レベルの講義科目、16単位以上の上級レベルの講義科目の履修。
  4. 第二外国語言語の習得。母語が日本語ではない学生には卒業時までに日本語による読解、聴解、作文、会話をスムーズに行う能力の習得。
  5. 統計学の基礎的知識の習得。
  6. 基礎、中級、上級の異なるレベルの演習及び卒業研究等をとおして、海外文献・論文から知識を吸収するとともに論理的な思考力やプレゼンテーション力を習得する。

2.教育課程の編成・実施の方針Curriculum Policy

国際教養学部では、少人数指導の下で基礎的な教養を磨くとともに、多元的な視点、論理的思考を養うことに重点をおいたリベラルアーツ教育をおこなう。学部での共通言語を英語とし、日本語を母語とする学生には1年間の海外留学を必修とするなど高い国際感覚を身につけられる環境を整える。また、本学部のカリキュラムは多数の留学生を学生組織の中に収めていることにより、さらに強固なものになっている。さまざまな分野の科目を履修するリベラルアーツ教育を実践。多角的な視点を養い、論理的な思考力と分析力、実行力を身につけるため、開講科目も特定の分野に偏らずに、世界の最新情勢を包括する多分野に幅広くわたって学際的な学習を可能にする。

  1. 英語力の強化、第二外国語の習得、統計学の基礎など基礎教育には各人のレベルにわかれて履修できるように科目を準備。さらに高等教育に必須レベルの課題を科した基礎演習クラスを英語により実施し、母語が日本語の学生には日本語による授業も履修させる。
  2. 教員と学生、そして学生同士での活発なコミュニケーションを大切にするため少人数でのクラスを基本とする。クラス人数の上限を20人程度とする演習を初級、中級、上級と入学時から卒業時までバランスよく配置。講義型の授業では、外国人留学生や、世界のトップクラスの協定校からの交換留学生とともに受講し、英語を介しての議論の機会を提供する。
  3. ほぼ全ての講義科目を英語で行い英語力強化を目指す。日本語以外が母語の学生には日本語習得のためのプログラムを用意する。より国際的な広い視野を身につけるために、日本語を母語とする学生には1年間の海外留学を必修とする。第二外国語として22の言語を履修できるシステムを有し、英語圏だけではなく世界各国の約300以上の大学等から留学先を選べるようにする。さらに非英語圏を含めた海外留学についての準備段階に履修する科目や帰国後のフォローアップにあたる科目を用意する。

3.入学者受入方針Admission Policy

早稲田大学では、『学問の独立』の教育理念のもとで、一定の高い基礎学力を持ち、かつ知的好奇心が旺盛で、本学の理念である進取の精神に富む、勉学意欲の高い学生を、わが国をはじめ世界から多数迎え入れる。

国際教養学部は以下のような学生の選抜に努めている。

  1. 英語で勉強する強い意欲を持つ者
  2. 母語以外の言語で効果的に意思疎通できる言語能力、または、その潜在能力を有する者
  3. 複数の学問分野の視点から諸課題に取り組むにあたり、総じて高い学力、または、その潜在能力を有する者
  4.  独自の視点から問題を分析できる批判的能力、または、その潜在能力を有する者
  5. 考えや情報を発表するときに、明確かつ正確にそれらを伝達できる表現能力、または、その潜在能力を有する者
  6. 日本国内、および、海外の多様な文化的、教育的経験を持ち、本学部に多様性をもたらす者
  7. 新しい環境において生活、学習することに挑戦できる適応性と柔軟性を有する者
  8. 国際的、相対的視点から知的、道徳的問題に取り組む意思と意欲を有する者

国際教養学部の各入試制度では上記のうちの複数の原則に重きを置きつつ、全体として八原則をバランスよく体現するよう努めている。

SILSのコンセプト

世界へ羽ばたく地球市民を育てる

2004年に設立された国際教養学部(SILS)の特長は、専門分野学習を目的とした他学部とは一線を画し、少人数指導の下で基礎的な教養を磨くとともに、 多元的な視点、論理的思考を養うことに重点をおいたリベラルアーツ教育と早稲田大学が培った伝統やネットワークを融合させた独自のカリキュラムです。 加えて、キャンパスを多種多様な文化・背景・言語を持つ世界の若者たちの交流の場と捉え、海外からの学生を積極的に受け入れ、学部での共通言語を英語とし、 日本語を母語とする学生には1年間の海外留学を必修とするなど、日常の学生生活から高い国際感覚を身につけられる環境を整えています。 幅広い教養教育と世界中の学生との交流を通して、世界規模の問題に意欲的に取り組む高い志と倫理観、国際競争力、そして人間的魅力を備えた世界へ羽ばたく地球市民を育てます。

特色

教養を重視し、さまざまな分野の科目を履修するリベラルアーツ教育を実践しています。多角的な視点を養い、論理的な思考力と分析力、実行力を身につけます。そのため、開講科目も特定の分野に偏ることはせずに、世界の最新情勢を包括する7つの分野にわたって幅広く設置し、学際的な学習を可能にしています。講義では単に知識を覚えるだけではなく、学生一人ひとりが物事を多元的に捉え、分析し、自ら考え抜く能力を身につけることに重点を置いています。

7つのクラスター(科目群)

1.Life, Environment, Matter and Information(生命・環境・物質・情報科学)

環境や情報処理に関する基礎的な知識は現代社会において誰にも必要とされるものの一つです。このクラスターでは、生物学系を中心に、生命科学・生命倫理・環境科学・環境政策・地球科学・物質化学・化学・情報科学・数理統計などの分野の授業を理系・文系のいずれの学生にも理解しやすい内容で提供します。

2.Philosophy, Religion and History(哲学・思想・歴史)

各国の社会的現状の基礎となり、世界の政治・経済・文明文化の動向に深く関わるとされる、日本を含む世界の思想・哲学・宗教・倫理・歴史学・考古学を学びます。国際関係の根幹となるこの分野の基礎知識を身につけ、現代社会で物事を深く考える技能を磨きます。

3.Economy and Business(経済・ビジネス)

世界中から来た学生達が集うSILS特有のバラエティ豊かな学習環境で、経済・ビジネス・経営・金融・会計の各分野、そしてそれぞれの分野における日米欧の政策を学びます。ここでは分析的な考えを持ち、従来の”Who, What, When”ではなく質の高い”Why, How”と問いかけることの大切さを全ての学生に理解させ、 学生自身が大局的に世界を捉えられるように指導しています。

4.Governance, Peace, Human Rights and International Relations(政治・平和・人権・国際関係)

政治、法学、平和、人権、マイノリティー論、国際関係、国際機関などの分野を網羅するクラスターです。歴史を踏まえつつ今日的な内容を多く扱い、多様な背景を持つ学生達が共通して理解できるよう基礎部分を主として講義を実践しています。明確な答えが存在しないこの分野を学ぶことで、 事象を整理・分析する力、問題を解決する力、主流におもねらず自ら考え抜く力を磨きます。

5.Communication(コミュニケーション)

人が関わるコミュニケーションにおいて欠くことのできない“言語”の様々な分野を学習します。言葉を異にする者同士の言語コミュニケーションに留まらず、ジェスチャーやボディランゲージ、機械を利用した対話など、幅広い分野を対象としています。将来の研究や仕事に役立つ知識の基礎を身につけてもらうため、質問を積極的に促し、フィードバックを活かす授業を展開しています。

6.Expression(表現)

美術・映像・演劇・音楽・芸術・文学・メディア論・建築を連携させ、学際的な科目を総合的に配置した斬新な特徴を有するクラスターです。異なる文化について理解を深めたいと考える方にとっても、卒業後にジャーナリズムやメディア、出版、翻訳などの分野を目指す方にとっても興味を持てる授業を提供します。

7.Culture, Mind and Body, and Community(文化・心身・コミュニティ)

“文化”(比較文化・ジェンダー論・カルチュラルスタディーズ・社会学・人類学)、“心身”(心理学・哲学・身体論・健康・セラピー)、“コミュニティー”(都市・地域・コミュニティー・グローバル社会・NPO/NGO)の3つの要素から形成されるクラスターです。文化や歴史など異なる背景を持つ学生達が学ぶ多様な学習環境を活かし、多角的な視点を養います。

入学者の約3割は外国人留学生。その国籍はアジアをはじめとして、欧米やアフリカなど50ヶ国に及びます。さらに、オックスフォード大学、ケンブリッジ大学、コロンビア大学、北京大学など、 世界のトップクラスの協定校から毎年約200-250名の交換留学生が集まります。授業では、国際機関や海外の大学で教えていた教員も一緒になり、英語を介して議論が行われます。

国・地域別在籍数(2014年4月現在)

SP1・SP2:4年プログラム

国・地域 学生数
アイスランド 1
アフガニスタン 1
アメリカ 23
イギリス 5
イタリア 1
イラク 1
イラン 1
インド 1
インドネシア 8
ウズベキスタン 1
オーストラリア 1
ガーナ 1
カナダ 7
韓国 308
コロンビア 1
サウジアラビア 1
シンガポール 19
スイス 1
スウェーデン 7
スリランカ 1
ソマリア 2
タイ 11
台湾 76
チェコ 1
中国 167
チリ 1
デンマーク 1
ドイツ 2
トルコ 1
日本 2,174
ネパール 1
ノルウェー 2
ハイチ 2
ハンガリー 1
フィリピン 1
フィンランド 1
ブラジル 1
フランス 5
ベトナム 3
ベネズエラ 1
ペルー 1
マレーシア 11
メキシコ 1
モロッコ 1
モンゴル 1
ロシア 2
合計(46 国・地域) 2,861

SP3・SP4:1年プログラム

国・地域 学生数
アゼルバイジャン 1
アメリカ 82
イギリス 2
イスラエル 1
イタリア 1
オーストラリア 8
カナダ 6
韓国 3
シンガポール 14
スイス 2
スペイン 1
スリランカ 1
タイ 2
台湾 10
中国 47
デンマーク 2
ドイツ 4
トルコ 1
日本 11
ノルウェー 1
パキスタン 1
フィリピン 1
フィンランド 1
フランス 6
ポルトガル 2
香港 5
リトアニア 1
合計(27 国・地域) 217

SP3学生の主な本属大学(2013年度)

カリフォルニア大学・ロサンゼルス(米)、カリフォルニア大学・バークレー(米)、イリノイ大学 アーバナ・シャンペーン校(米)、ワシントン大学(米)、トロント大学(加)、ブリティッシュ・コロンビア大学(加)、カルガリー大学(加)、ケント大学(英)、リーズ大学(英)、パリ政治学院(仏)、北京大学(中)、香港大学(中)、シドニー大学(豪)、チュラロンコーン大学(タイ)、シンガポール国立大学(シンガポール)

SP4学生の本属大学(2013年度)

北京大学(中)、復旦大学(中)、国立台湾大学(台湾)、シンガポール国立大学(シンガポール)

Point 1 少人数教育の実践

  • 学生と教授の割合(講義課目) 60-70:1
  • 学生と教授の割合(演習:ゼミ) 20:1

異文化間の交流を深め、多元的な視点と論理的思考を養うためには学生同士および学生と教員の議論が大切です。国際教養学部では、学生と教員の双方向の活発な対話と質疑応答ができる少人数教育を実現しています。講義課目については1クラス平均で学生60名~70名の規模で開講されています。また、1年次から全学期に演習(ゼミ)を設置し、演習においては学生と教員との比率を20:1を基本としています。

Point 2 教育サポート

  • オフィスアワー
  • アカデミックアドバイザーシステム

少人数教育をサポートするオフィスアワー(週2時間)の時間には、学生は直接研究室に出向き、個人的に教員に助言を求めることができます。さらに、専任教員がアカデミックアドバイザーとして学生一人ひとりにつき、履修・留学の計画、学生生活上での様々な問題について相談にのり、助言を行っています。

Point 3 グローバルネットワークセンター

  • 留学相談
  • キャリア支援
  • セミナー・ワークショップ開催
  • インターンシップ開発

グローバルネットワークセンター(GNC)では、国際教養学部独自の支援事業を行っています。国際教養学部の留学制度や留学に向けての勉強方法などの質問や相談に回答するコーナーを設置したり、専門のキャリアカウンセラーを配置し、キャリア相談に対応しています。また、留学生の日本企業への就職、グローバル展開を進める企業や国際機関への就職など、タイムリーなキャリア情報を提供しています。特に国際教養学部学生のニーズにあったインターンシップを新たに受入先機関や企業とともに開発し派遣し、学生の育成に努めています。

Point 4 先輩サポートシステム

  • 新入生オリエンテーション
  • キャンパスツアー
  • 新入生歓迎会
  • 科目登録相談会

国際教養学部には、先輩学生が主体となり、新入生が入学後にすぐに学部の環境に馴染めるようにサポートする先輩サポートシステム (SILS Sempai Support System) があります。各種イベントや、先輩サポートメーリングリストによるヨロズ相談などきめ細かいサポートで新入生をサポートします。

学部の共通言語は英語です。ほぼ全ての講義は英語で行われ、英語力強化を目指します。また日本語以外が母語の学生には日本語習得のためのプログラムを用意しています。他にも22の言語を学べるなど、グローバル社会に欠かせない言語能力を身につけられます。

英語以外に第二・第三の語学科目として、以下の23言語の科目を設置し、言語により入門・初級から上級までのクラスを開講しています。

アイヌ語、アイルランド語、アラビア語、イタリア語、インドネシア語、スペイン語、スワヒリ語、タイ語、デンマーク語、中国語、朝鮮語、ドイツ語、バスク語、フランス語、ベトナム語、ペルシア語、ポーランド語、ポルトガル語、モンゴル語、ルーマニア語、ロシア語、マレー語、フィリピン語

より国際的な広い視野を身につけるために、日本語を母語とする学生には1年間の海外留学を必修としています(日本語以外を母語とする学生は任意)。世界各国の約300以上の大学等から留学先を選べます。

国別派遣先(2013年度実績)

派遣先 人数 派遣先 人数 派遣先 人数 派遣先 人数
アメリカ 233 中国 18 ノルウェー 5 ハンガリー 1
イギリス 70 ドイツ 16 タイ 4 アイスランド 1
カナダ 27 韓国 14 デンマーク 4 スロバキア 1
イタリア 25 オーストラリア 14 オランダ 4 ロシア 1
スウェーデン 21 シンガポール 8 オーストリア 3 アラブ首長国連邦 1
スペイン 20 ニュージーランド 7 台湾 2 ベルギー 1
アイルランド 19 香港 5 フィンランド 2 カタール 1
フランス 18 メキシコ 5 スイス 2 タンザニア 1

過去の留学先例

コロンビア大学、ペンシルバニア大学、カリフォルニア大学バークレー校、ジョージ・ワシントン大学、ボストン大学(以上アメリカ)、オックスフォード大学、ケンブリッジ大学、ロンドン大学(以上イギリス)、トロント大学、ブリティッシュコロンビア大学(以上カナダ)、オーストラリア国立大学、シドニー大学(以上オーストラリア)、パリ政治学院(フランス)、北京大学、清華大学、復旦大学、上海大学(以上中国)、ソウル大学校、高麗大学校、延世大学校(以上韓国)、台湾国立大学(台湾)、シンガポール国立大学(シンガポール)、 チュラロンコーン大学(タイ)、デ・ラ・サール大学(フィリピン)、アラブ首長国連邦大学(アラブ首長国連邦)、ダル・エス・サラーム大学(タンザニア)、マケレレ大学(ウガンダ)など

早稲田大学留学センターによる留学プログラム

早稲田大学は300校を超える海外協定校を持ち、国内最大級のネットワークを誇っています。プログラム内容も多岐にわたっていますので、各自のレベルや目的に合わせて留学プログラムを選択できます。

SILS箇所間協定プログラム

SILS箇所間協定プログラムとは、当学部が独自に相手先大学と協定を結び、SILS在学生を派遣することができるものです。

国際教養学部・国際コミュニケーション研究科の将来構想の進捗状況

学部関連

[1] 入試制度の抜本的改革

定員配分見直しの可能性を視野に入れつつも、2018年度一般入試の制度改変(英語4技能試験の導入、英語リスニング試験の廃止)、学生確保率の厳格化(2018年度:入学定員の1.00倍)、将来的な大学入学希望者学力評価テスト(仮)の導入の可能性、海外からの出願者の急増等、各入試制度が過渡期にある現状を踏まえ、これらの安定的移行を最優先とし、定員見直しは引き続き検討課題として位置づけることを確認した。

[2] 海外学生リクルート

日本の大学として初めて、合格者におけるSAT平均値の公開を行い(1,900-2,000点)、当学部の卓越性を客観的指標で示すことが可能となった。香港では出願書類としてHKDSE(大学入学統一試験)のPredicted Score(予想スコア)の提出を認め、他大学の先駆けとなった。また、海外指定校推薦の対象校拡大の検討にも着手している。これら積極的な取り組みの結果、AO入試(9月入学)出願者数は過去最高水準を維持している(2017年度:690名)。

[3] コンセントレーション制度導入

2016年4月よりコンセントレーション制度を開始した。国際教養学部が指定する科目群の中から一定以上の単位数を修得した場合、その分野(コンセントレーション)の修了証明を受けること(卒業時に証明書を発行)が可能となった。2016年度は6つのコンセントレーションを設置し、2016年度春学期卒業生から証明書を発行した。修了状況は以下のとおり。
2016年9月卒業者: 7名
2017年3月卒業者:19名

[4] 「地域研究および多言語・多文化教育プログラム」(APMプログラム)の設置

2016年度に採択された「Waseda Vision 150 実現のための教員増を伴う学術院等将来計画支援策」による「地域研究および多言語・多文化教育プログラム(Area Studies and Plurilingual/Multicultural Education in SILS)」(APMプログラム)について、計画の中心となる実践的なトライリンガル教育を担う若手任期付教員の採用活動を開始した。本プログラムでは、2015年度より運用を開始したフレンチ・プログラムを4言語(フランス語、スペイン語、中国語、朝鮮語)に拡大し、新たに採用される4人の若手任期付教員を中心に第2外国語の教育を充実させる。これらの教員はそれぞれ本学の協定大学(パリ政治学院Sciences-Po Paris、サラマンカ大学、北京大学、ソウル国立大学)から推薦を受けて採用を行う。博士学位取得後5年以内の条件で候補者の選考を進め、パリ政治学院および北京大学については既に現地で採用面接を行っている(北京大学では同大学教員との合同面接を実施)。本プログラムを推進するために新たにAPM委員会を設置し、多言語・多文化教育をめざすための第二外国語教育の充実を引き続き検討しながら、各言語科目の到達指標を精緻化し、科目の体系化をさらに進める。

[5] 箇所間協定の拡充

新規箇所間協定校として、ドイツのフライブルク大学 ユニバーシティカレッジフライブルク及びシンガポールの Yale-NUS カレッジと箇所間協定の締結に向けた交渉を進めた。2校とも2017年度には協定締結の目途が立ち、本格的な学生交流を開始する予定である。

[6] 文部科学省 大学の世界展開力強化事業 (AIMSプログラム) による学生交流の開始

2016年度については派遣・受入ともに事業構想調書上の目標数値に対しそれぞれ108%、120%の実績とした。9月にはデ・ラ・サール大学にて学生会議並びに合同教職員会議を実施し、2015-2016年度の学生交流事業を総括すると同時に協定大学間の連携強化を促進した。また、2015年度に実施された文部科学省中間評価の際指摘を受けた客観的評価測定方法の確立についても具体化を進めている。

大学院関連

[1] 国際コミュニケーション研究科博士後期課程の完成年度に向けた体制整備

2017年度末に博士後期課程の完成年度を迎えるにあたり、博士論文提出予定者に対する予備試験を実施した。実施にあたっては、審査方法やその後の研究指導に関する体制および制度の整備を行った。完成年度に向けた教学上や審査体制における基盤整備も併行して実施した。

[2] 修士の教育課程の見直し

修士課程において、教員の退職等の理由により、Study Planごとの研究指導充実に向けた検討を実施、研究指導の総数(18)は維持しながら3つの研究指導を新たに開設した。また、一部の講義科目について担当者変更を行うなど、より多くの専任教員が研究科の指導に関わることで、教育の充実化をはかった。

[3] 大学院生の研究・教育への参画

2年目を迎え、博士課程の学生が修士課程の学生に対して、指導教員とともに研究・教育に参画する機会が増加した。

[4] 海外の大学院との連携強化

完成年度を迎えていないこともあり、実現するための基盤整備がまだできていない。今後、特に博士課程における交流などを検討していきたい。

学部関連

[1] 入試制度の抜本的改革

国内向け入試では地方からの出願者数の拡大に向け、各種制度の点検や、高校への個別訪問の検討に着手する。高校との対話は2018年度一般入試の制度改変(英語4技能試験の導入、英語リスニング試験の廃止)の主旨説明とも連動させる。
海外向け入試では、当学部の目標値である「留学生30%」の安定的実現に向けた検討を促進する。

[2] 海外学生リクルート

国際アドミッションズオフィスのグローバル・リクルーティング・プロジェクト(GRP)と緊密に連携し、引き続き出願者の質的・量的拡大を図る。教職員による出張のみならず、現地機関や法人と連携しての活動の展開も検討する。

[3] コンセントレーション制度導入

2017年度は、既存の6つのコンセントレーションに加え、新たに3つのコンテントレーションを設置した。また、既存のコンセントレーションについても、指定科目の見直しを精緻に行った。
新入生への制度周知も行っており、在学生の制度認知も深まっていることから、今後、同制度の修了を目指す学生が増加していくものと思われる。

[4] 「地域研究および多言語・多文化教育プログラム」(APMプログラム)の設置

2016年度に採択された「Waseda Vision 150 実現のための教員増を伴う学術院等将来計画支援策」による「地域研究および多言語・多文化教育プログラム(Area Studies and Plurilingual/Multicultural Education in SILS)」(APMプログラム)について、計画の中心となる4言語(フランス語、スペイン語、中国語、朝鮮語)の若手任期付教員を2017年9月に採用する予定である。これらの教員はそれぞれ本学の協定大学(パリ政治学院Sciences-Po Paris、サラマンカ大学、北京大学、ソウル国立大学)から推薦を受けて採用を行う。パリ政治学院および北京大学については既に現地で協定大学の教員とともに合同の採用面接を行っている。これらの教員は採用後にCLIL(内容言語統合教育)を用いて教育を行い、①英語による授業、②英語および第3言語(L3)による授業、③第3言語(L3)による授業を担当する。これらの科目には留学準備科目、留学フォローアップ科目が含まれ②と③の科目は他学部の学生にも開放する予定。

 [5] 箇所間協定の拡充

ドイツのフライブルク大学 ユニバーシティカレッジフライブルク及びシンガポールの Yale-NUS カレッジと箇所間協定の締結を完了させ、これまでの非英語圏に特化した枠組みを超えて、リベラルアーツ教育を英語で実践している大学との独自の連携を加速させる。また、パリ政治学院とのBAMAプログラム(国際教養学部の学士とパリ政治学院の修士を合計5年で取得するプログラム)について準備を進めている。

[6] 文部科学省 大学の世界展開力強化事業 (AIMSプログラム) による学生交流の実施

2017年度は派遣・受入ともに25名を達成目標としている。補助金事業最終年度となるため、客観的事業評価方法を引き続き検討するとともに、2018年度以降の協定大学との持続可能な交流の在り方について議論を深める予定である。なお、2017年8月末にはマラヤ大学での学生会議・合同教職員会議の実施を予定している。

大学院関連

[1] 国際コミュニケーション研究科博士後期課程の完成年度に向けた体制整備

初となる博士課程学位審査に向けた基盤整備を進めるとともに、学生の研究教育環境の充実に向けた整備を行う。

[2] 修士の教育課程の見直し

入試制度やカリキュラムの点検・見直しを継続して行い、研究・教育活動が円滑に実施できるよう、適宜制度の修正や科目の充実をはかる。

[3] 大学院生の研究・教育への参画

引き続き大学院生、とりわけ、博士後期課程の学生の研究・教育への参画を拡充していく。

[4] 海外の大学院との連携強化

完成年度後を見据え、研究・教育における連携や教員・学生相互の交流などの可能性を検討していく。

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