School of International Liberal Studies早稲田大学 国際教養学部

About the School

学部について

From the Dean

学部長挨拶

学部長からのメッセージMessage from the Dean

早稲田大学国際教養学部長 稲葉知士

現在、世界は、2019年12月から現在に至るまで続いているCOVID19による社会情勢、2022年2月に始まったロシアによるウクライナへの軍事侵攻など、未来を予測することが困難な状況に置かれています。このように複雑で変化の激しい世界において、国際教養学部は、早稲田大学の創設者である大隈重信が掲げた「早稲田大学教旨」に基づき、世界に貢献するための基礎を築き、世界に貢献する方法を模索するとともに、世界に貢献する学生を育てることに全力を注いでいます。具体的には、物事を俯瞰的に捉え、様々な可能性を考え、多様な価値観を共有しながら定量的に思考し、その時々で最善の選択をすることができる学生の育成を目指しています。

国際教養学部は、2004年に早稲田大学で初めて英語のみで学士号を取得できる学部として設立されました。日本語を母語とする学生には1年間の留学を義務づけており、毎年数多くの学生が世界各地の大学へ旅立っています。早稲田大学は、1899年より積極的に留学生を受け入れ、1905年に清国留学生課を設置しました。現在の国際教養学部の教育では、学生の約3割が世界各国から来日した留学生で、日本人の学生と切磋琢磨し、活発な議論を交わしています。また、世界各地の協定校から毎年約300名の交換留学生が学部に加わり、世界での活躍を目指す多くの機会に触れる貴重な経験となっています。

学部教育は、特定の分野に特化しないリベラルアーツ教育が特徴です。具体的には、学部の提供科目を7つのクラスターに分け、そのうちの少なくとも3つのクラスターから入門科目を履修することが義務付けられています。また、少人数制の基礎・中級・上級演習を通して、意見を出し合い、それぞれの意見のメリット・デメリットを整理し、その時点でのベストアンサーを探す訓練をしています。議論には定量的な視点が重要なので、その能力を高めるために入門統計学を必修科目としています。大隈重信も統計学の重要性を認識し、統計院を設立し、統計院長に就任しました。また、学部教育や留学に対応するため、英語4技能を強化するプログラムを実施し、アカデミック・ライティングについて学ぶ機会を提供しています。また、講義科目の課題を通じてアカデミック・ライティングのトレーニングを行い、卒業論文に活かしています。

国際教養学部は、時代の変化に応じて常に改革を続けてきました。2016年にスタートした、リベラルアーツ教育の中で専門性を高めるための「コンセントレーションプログラム」および、2017年にスタートした、フランス語、スペイン語、中国語、韓国語の言語習得と各国の文化、歴史、経済、政治などを多面的に学ぶ「APMプログラム」など、その内容は多岐にわたっています。

今後も、学生のニーズや時代の変化に対応した改革を進めていきます。学部設立から20年目を迎えるにあたり、未来の世界のリーダーとなる学生の教育に、より一層力を注いでいきたいと考えています。

Page Top
WASEDA University

早稲田大学オフィシャルサイト(https://www.waseda.jp/fire/sils/)は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。

このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。

このまま進む

対応ブラウザについて

閉じる