公認会計士・監査審査会が2016年11月11日に発表した2016年公認会計士試験(論文式試験)の合格者のうち、早稲田大学大学院会計研究科(入学定員100名)の修了・在学者は、合計41名で、その内、在学生は18名でした。
※今年度合格者数の詳細はコチラ
ここでは合格者の1人、阿部健吾さん(会計専門コース2年生、2015年5月短答式試験合格、2016年11月論文式試験合格)の合格体験談をご紹介します。
【会計研入学時の私】
私は入学時にはまだ短答式試験に合格していませんでした。大学院に進学するか、受験に専念するかで迷ったのですが、より多くの公認会計士を志す仲間と出会い、将来を見据えて実務と理論両面から高度な会計の知識を身に付けたいと考え、会計研究科に入学しました。
【会計研での受験生活について】
春学期は、試験に直接関連がある科目を履修し、試験勉強に集中して取り組んでいました。一方、秋学期では、ワークショップ等の実務的な観点から学習をする事ができる科目やIT科目を履修して会計研究科中心の生活を送っていました。
会計研究科の受験仲間とは、様々な情報交換をしたり、成績を争うライバルとして意識することで切磋琢磨することが出来る関係であり、彼らに助けられる事も多くありました。
【会計研の良さ】
会計研究科では、試験に関連する科目は勿論ですが、コンサルティングやIT関連等の多様な教育ニーズに応えるため外部企業等との提携講座が用意されており、実務の最先端で活躍する方々のお話を聞く貴重な機会を得る事が出来ます。
また、企業派遣や社会人経験者、留学生など様々なバックグラウンドを持つ人達と出会い、多様な考え方に触れる事が出来たことは自分にとって良い経験になりました。
【入学検討中の方】
公認会計士試験の勉強期間中は、なかなか思うようにいかず辛く感じた時期もありましたが、多くの仲間に支えられ、合格する事が出来ました。
皆さんも会計研究科に入学し、将来大きく羽ばたくための能力を身に付けながら、公認会計士試験の合格を目指して欲しいと思います。