名誉博士 李健熙氏 のご逝去をお悔やみ申し上げます
早稲田大学名誉博士ならびに校賓である、李健熙氏が2020年10月25日に逝去されました。
李健熙氏は、1965年3月早稲田大学第一商学部を卒業の後、サムスンの経営に携わり、以降要職を歴任して1987年11月にグループの会長に就任されました。
李氏は、常に時代の先を行くリーダーシップを発揮して卓越した経営成果を挙げ、サムスンを「韓国のサムスン」から「世界のサムスン」に変貌させました。李氏はまた、日韓両国の経済協力と友好関係維持に多大なる貢献を果たすばかりでなく、さらに、サムスン福祉財団、サムスン社会奉仕団、サムスン3119救助団、サムスン文化財団等を設立し、様々な社会貢献活動を展開してきました。
本学の同窓である李氏が、哲学と人徳を兼ね備える優れた経営者として人類社会に貢献し、世界的な企業人として活躍されたことに加え、日本国民および社会に対する深い理解と愛情を持って、日韓の友好関係の増進に尽力されたことは、早稲田大学の大きな誇りであり、本学はその多大なる功績を称え、2010年9月に名誉博士学位を授与いたしました。
謹んでお悔やみ申し上げます。

名誉博士贈呈式にて、白井総長とともに(2010年9月卒業式)