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2010年度9月卒業式 李健熙サムスン会長に名誉博士を贈呈

 9月20日に挙行された2010年度9月卒業式において、李健熙(イゴンヒ)サムスン会長に名誉博士学位を贈呈しました。

名誉博士学位 李健熙氏

李健熙(イゴンヒ)氏は、1942年1月9日大韓民国サムスングループの創業者である故李秉喆(イビョンチョル)氏の三男として生まれ、1965年3月早稲田大学第一商学部を卒業した。1966年9月米国ジョージワシントン大学経営大学院を修了後、サムスンの経営に携わり、以降要職を歴任して1987年11月にグループの会長に就任し、今日のサムスンを率いている。

氏は、常に時代の先を行くリーダーシップを発揮して卓越した経営成果を挙げ、サムスンを「韓国のサムスン」から「世界のサムスン」に変貌させた。技術開発こそ経営の要であるという信念のもと、早くから技術重視経営を実践した結果、サムスンは先端産業分野で多くの世界1位の製品を抱え、半導体のリーディング・カンパニーとなっている。就任当時170億ドルだったグループの売上高は、2009年末には1,720億ドルに達し、株式時価総額も12億ドルから1,560億ドルにまで増加した。

一方で、氏は質重視の「新経営」を唱えて、常に自己変革の必要性を説いてきた。1993年には「私から変わろう!」というスローガンを掲げ、これは当時サムスンだけでなく財界や社会全般に広がり、「李健熙シンドローム」と名づけられて、国内外で大きな反響を呼んだ。それまでの量的拡大を重視する発想から、品質や機能を重視する質中心の企業に革新することで、サムスンは名実ともに世界一流の企業に躍進した。

氏はまた、経済のグローバル化の中で、技術と文化が似ている韓国企業と日本企業の相互協力の重要性を主張してきた。1953年にサムスン初の海外拠点を東京に開設して以来、日本の各界各層との幅広い交流や連携を通じて、相互の信頼による「Win-Win」の協力関係を構築してきた。2005年には、日本サムスンが韓国企業として初めて日本経済団体連合会に加入し、日韓両国の経済協力と友好関係維持に一層の貢献を果たしている。

氏は、卓抜した経営実績だけでなく、企業の社会的責任に対しても強い関心を持ち、企業人として自ら率先してその責務を果たしてきた。特に、その人間尊重の経営哲学に立った、21世紀を担う才能ある若者たちを育成するための奨学事業には支援を惜しまなかった。

氏にとって、企業は公器であり、健康で豊かに暮らす共同体実現のため先頭に立たなければならないという強い使命感の下に、サムスン福祉財団、サムスン社会奉仕団、サムスン3119救助団、サムスン文化財団等を設立し、様々な社会貢献活動を展開してきた。その対象は、大韓民国はもとより広く世界に及び、1995年の阪神・淡路大震災の際には海外企業として唯一、先端装備を備えた災難救助隊を派遣するなど、その隣国からの温かい支援活動は今も私たちの心に記憶されている。

氏はまた、1996年に国際オリンピック委員会(IOC)委員に選出されるなど、世界のスポーツ発展に大きな関心と愛情を注いできた。1998年の長野冬季オリンピックより、オリンピック公式パートナーとして多大な支援を行い、その成功の大きな支えとなっている。こうした国際社会での多様な活躍によって、氏は大韓民国を代表する経済人であるばかりでなく、世界で最も影響力のある指導者の一人として高く評価されている。

本学の同窓である氏が、哲学と人徳を兼ね備える優れた経営者として人類社会に貢献し、世界的な企業人として活躍したことに加え、日本国民および社会に対する深い理解と愛情を持って、日韓の友好関係の増進に尽力したことは、早稲田大学の大きな誇りであり、今後も一層の活躍と発展を祈念するところである。

ここに早稲田大学総長・理事・監事・評議員ならびに全学の教職員は一致して李健熙氏に
名誉博士(Doctor of Laws)の学位を贈ることを決議した。

学問の府に栄えあれ!
大学が栄誉を与えんとする者を讃えよ!
(Vivat universitas scientiarum! Laudate quem universitas honorabit!)

2010年9月20日

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