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第1回-2001年度 授賞作品

第1回(2001年度)石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞 授賞作品

公共奉仕部門 大賞

  • 作品名:阪神・淡路大震災からの復興に向けての論説、評論活動
  • 受賞者氏名:三木康弘(みきやすひろ=故人)と神戸新聞論説委員室
  • 発表媒体名:神戸新聞
  • 発表年月日(期間):1995年1月18日~現在
  • 作品概要:1995年1月17日の阪神・淡路大震災で神戸新聞社の社屋は全壊した。当時の論説委員長三木康弘氏は、自宅瓦礫の下から震災3日後に亡くなった実父が見つかるという体験をもとに翌日の社説「被災者になってわかったこと」を執筆し、被災者支援を考える大きな反響を呼んだ。以降、2001年4月29日に亡くなるまで、6年間に渡り、被災者と目線を同じくして論説、評論活動を展開し続けた。
  • 授賞理由:阪神・淡路震災に長期間にわたり正面から取り組むことによって、時間の経過と共に変化する住民のニーズを、たえず一歩先んじて示し続けた。新聞の論説として市民の視点を強く保持し続けて、市民にとっての「われわれの新聞」となっている。この言論活動により、神戸新聞が「県民と地域社会の新聞」という原点へと立ちかえり、地方紙の本来的あり方を示している。

草の根民主主義部門 大賞

  • 作品名:『島の墓標』
  • 受賞者氏名:曽根英二
  • 発表媒体名:山陽放送
  • 発表年月日(期間):2001年5月20日放送
  • 作品概要:瀬戸内海に浮かぶ緑豊かな小島、豊島(てしま=香川県)に、1980年代の始めから産業廃棄物が不法投棄されはじめた。過疎の島の住民たちは元の島を返せと中坊公平弁護士とともに立ちあがった。責任回避を続ける行政、横暴な産廃業者に対する闘いの半ばで多くの島民たちが亡くなっていった。四半世紀にわたる豊島の人々の過酷な闘いと、その意味合いを伝えるドキュメンタリーである。
  • 授賞理由:長期間に渡る取材により、住民と取材チームとの間に深い信頼感が醸成されており、住民の変化のプロセスや個々の住民の表情がよくとらえられている。住民の間での世代間の引継ぎも的確に描かれている。本州側からの問題提起がユニークであるのみならず、先見性に富んだ報道でもある。日本の社会の動き方の特色をよくとらえている。

文化貢献部門 大賞

  • 作品名:旧石器発掘ねつ造問題の一連の企画ならびに『発掘捏造』の出版
  • 受賞者氏名:毎日新聞旧石器遺跡取材班 代表 真田和義
  • 発表媒体名:毎日新聞
  • 発表年月日(期間):連載企画『検証・旧石器発掘ねつ造』は2000年11月と2001年3月の2回、計10回。『発掘捏造』は2001年6月中旬に出版
  • 作品概要:2000年11月5日、毎日新聞は東北旧石器文化研究所の副理事長が、石器を自ら埋め、発見を装っていたことをスクープした。考古学には素人の記者たちが、1本のメールから疑問を感じ、チームを組んで追跡調査を続けた結果である。これは、また、日本の学界の閉鎖性や、遺跡における日本の科学的検証の未熟さ、遺跡発掘の発表を鵜呑みにして報道してきたマスコミの問題点も追求した作品である。
  • 授賞理由:日本の歴史学の根幹を揺さぶる優れた報道活動であるのはもとより、本来、学者・学会がなさねばならなかったことをジャーナリストが果たしたという意味で、わが国の学会の問題性を端的に突いている。一通信員の得た情報が組織を動かして歴史的報道を実現した典型的な例である。単行本にまで結実する息の長い報道活動により、自らの足元を深く自省する視点を保持している。
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