早稲田大学は、今日の大学に課せられた重い使命を果たすべく、これまでの歩みをさらに発展させ、アジアのリーディングユニバーシティとして確固たる地位を築くための中長期計画“Waseda Vision 150”を策定しました。
“Waseda Vision 150”では、いまから20年後、本学が創立150周年を迎える2032年に、
- 世界中から、世界に貢献する高い志をもった学生が早稲田に集い
- 世界の平和と人類の幸福の実現に貢献する研究が行われ
- 早稲田大学の卒業生(校友)が、世界の至る所で、また、あらゆる分野で、グローバルリーダーとして社会を支え、かつ、早稲田大学と緊密な協力関係を築いており、そして
- 早稲田大学がアジアのモデルとなりうる運営体制を確立している
という姿(ビジョン)を思い描き、そのビジョンの実現に向けて、いま何をなすべきであり、何をなすことができるかを考え、13の核心戦略とそれを実現するための具体的なプロジェクト等を提示しています。
この13の核心戦略は、入学者選抜、教育・研究、国際展開・新分野への挑戦、大学運営など広範囲に及びますが、その目指すところは、上記1から4までのビジョンと対応するかたちで、
- 人間力・洞察力を備えたグローバルリーダーの育成
- 未来をイノベートする独創的研究の推進
- 校友・地域との生涯にわたる連携を強化し
- 深化する大学の仕組みの創設
という4つに整理することができます。
“Waseda Vision 150”の核心戦略は、大学本部の関係各部がそれぞれの現状と課題の分析に基づいて提案した改革案を基礎とし、教職員・校友等から寄せられたさまざまな意見を踏まえて、理事会としての考え方を取りまとめたものです。今後は、逐次必要な検証を踏まえながら、理事会の責任の下に、核心戦略を実現するための具体的なプロジェクトを実施するとともに、社会に対する説明責任を果たしていく所存です。