2019年1月29日、本学の協定校であるカタール大学のHassan Al-Derham学長が来校し、カタール大学と早稲田大学との学術交流を促進するための「カタールチェア」に関する協定書への調印式を行いました。

Dr Hassan Al-Derham, President, Qatar University
「カタールチェア」構想は、2015年2月にカタールのタミーム首長殿下が来日された際、首長が当時の本学総長と懇談された折に本学より提案したものです。同構想では、研究員を雇用し、双方の他教員と共に、国際会議、共同研究、書籍の翻訳(日本語⇔アラビア語)、学生および教員の渡航・招聘等の事業を行い、それらの成果を国際会議やシンポジウム等で発信することを目的としています。両大学はこの提案に基づき、イスラーム地域研究を共同で推進するための「カタールチェア」の設置に向けて準備を進めて参りました。
懇談の中で、本学総長からはカタールチェアの実現のための今までの準備や今回の来校に関する感謝をお伝えしました。

協定書への署名を終えて
また、Al-Derham学長からは、1970年代初頭の日本からカタールへのエネルギー分野での支援や、本日の調印に至るまでの本学の積極的な関与について感謝の言葉が述べられました。今後の工程については、両校で詰めていくことで合意しました。