思いやりの心で誰もが過ごしやすいキャンパスに 文学部・赤塚みちるさん

Rising Star 挑戦者たち

学生生活を通して得た視点や能力を生かし、最前線で活躍する学生と校友を紹介します。

今回は文学部3年の赤塚みちるさんと、株式会社上毛新聞社の和田亮介さんに、大学での学びや経験、社会とのつながりを語っていただきました。

文学部美術史コース 赤塚みちるさん


早稲田大学障がい学生支援室に支援者として登録し、障がい学生の支援活動に携わる赤塚みちるさん。

耳が不自由な学生の代わりに講義の内容を記録するノートテイクや、車いすを利用している学生の移動補助などを中心に障がい学生を支援する。

支援室を知ったきっかけは、入学前に偶然目にしたキャリアセンターが発行するパンフレットだった。障がいのある近親者と共に暮らし、支援の大切さを身近に感じていた赤塚さん。「一番身近な困っている人を助けたい。学内でそれができたら、と思いました」。それまで集団での行動が多かった彼女にとって、ひとりで活動に参加することは今までにない“挑戦”だった。

支援者として講習を受け、入学後はすぐにノートテイクを任されたが、「まだ大学に慣れていなかったこともあって、十分な支援ができたとは思えませんでした」と話す。障がい学生に応じて他学部の講義にも参加するが、自分の専門とは違う講義内容にノートテイクが満足にできないこともあった。奮闘する赤塚さんを支えたのは、障がい学生からの感謝の言葉。「自分が納得のいく支援ができなくても、『いてくれるだけで助かる』、『ありがとう』と声をかけてもらえて、本当にうれしかった」。その言葉を励みに活動を続けると、自分にできる支援の幅が少しずつ広がった。できることが増えると、学生生活の行動の幅も広がった。他大学提供科目に興味を持ち、今春からは武蔵野美術大学の授業を履修している。勇気を出してたったひとりで飛び込んだ授業は、大好きな美術に囲まれ充実した環境だ。「何事にも勇気を出して挑戦することが大切。それを教えてくれたのは、障がい学生でした。入学する時、不安はあったけれど、勇気を出して支援活動を始めて本当に良かったです」

障がい学生支援室にて、支援室のメンバーと(赤塚さんは左から3番目)

赤塚さんは、「障がい学生の支援に必要なことは、特別な能力ではなく、人を思いやる心だと思います」と語る。直接的な支援でなくても、「歩きスマホ」は危険だからしない、車いすを使っている人がいたらエレベーターを譲るといった、一人ひとりの小さな行動が、誰もが過ごしやすいキャンパスづくりに大切なことだという。

今後はさらなる支援のスキルアップとともに、障がい学生とコミュニケーションを取って、より一層の信頼関係を築くことを目指す。いま実感しているのは「私は障がい学生を支援する立場だけれど、同時に支援室や障がい学生、先生方や学生たちに支えられる立場でもある」という赤塚さん。「卒業後も、誰かの支えになりたい気持ちは変わらない。さまざまな企業や団体の中で、この思いを実現できる仕事ができたらいいなと考えています」

赤塚みちるさん
文学部美術史コース 3年

東京都出身。2015年早稲田大学文学部に入学。

歴史と美術に興味があり、両方が学べる美術史コースへ進んだ。趣味は美術館巡りで、中でも国立新美術館がお気に入り。サークルは古美術研究会に所属する。現在、障がい学生支援室では約100人の学生が支援者として活動しており、赤塚さんは週に3コマほど授業の支援に入っている。

今の「好き」を大切に。その積み重ねが未来をつくる 上毛新聞社・和田亮介さん(社会科学部卒)

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