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商学部 「学識ある実業家」の育成に向けて 学部でのビジネス教育のいま

学部学生を対象に行われている早稲田らしいビジネス教育の一部をご紹介します。

商学学術院長・商学部長 嶋村和恵 商学学術院教授

商学学術院長・商学部長 嶋村和恵 商学学術院教授

商学部
「学識ある実業家」の育成に向けて

商学部では、「学識あるものは実業の修養に乏しく、実業の修養あるものの多くは学識を欠く」というありがたくない固定観念を打ち砕くため、1904年の創設以来、実業と学識両面の修養を兼ね備えた「学識ある実業家」を育て、社会に送り出すことを教育理念としています。そこで、基礎となる学識をより専門的に身につけることを目的にカリキュラム改革を実施。2014年度から6トラック制を導入し、専門的な内容をより学修しやすい体制を整えました。

一方で、学識の修得と併せて、実践的要素を学べる講義も多数展開しています。日本を代表する経営者やビジネスパーソンを講師として招く「寄附講座」がいくつも設置されていることは商学部の魅力で、学生にとても好評です。また、約60ある商学部のゼミでは学生が主体となった課題解決型の研究が日常的に行われています。私のゼミの場合は、企業が実際に抱えているビジネス課題に対して学生が戦略提案をすることで、理論だけでなく現実の事例を学び、自ら考える機会に結びつけています。いわゆる「サブゼミ」として、単位とは関係なく学生が意欲をもって取り組んでいるものですが、本学ならではの豊富な人材力がベースになっています。ゼミのOB・OGやその周囲の人たちが、後輩である現役のゼミ生に課題を提供し、4年生が前年の経験を生かして3年生にアドバイスする中で、ゼミ生同士の信頼関係も強くなります。学生には、知識や発想方法はもちろん、先輩方の姿を通じて「社会とどう関わりを持ち、どのような役割を果たしていくか」という姿勢の部分にも目を向けて学んでほしいと考えています。

ビジネスのフィールドが世界に拡大している中、今の若い人たちには世界中どこでも生きていける、働けるという心構えを持つことが重要です。そこで、英語の修得を望む日本人学生はもちろん、日本でビジネスを学びたいと考える留学生の要望に応え、英語のみで進められる授業を本年度は21科目開講しており、今後も増やしていく予定です。海外の大学との間に商学部独自の箇所間協定を結んで交換留学を実施するなど、グローバル化に応えた人材育成を進めています。

ビジネス教育とは言え、会社ですぐに役立つ実践的な訓練ということではありません。すぐに役立つことは、役に立たなくなることも早いものです。商学部の卒業生には、深い学識と豊かな教養に裏付けられた、人間としての魅力にあふれるビジネスパーソンに育ってもらいたいと考えています。

嶋村和恵

1988 年早稲田大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得満期退学。1993 年早稲田大学商学部専任講師、1995 年助教授を経て、2001 年から教授。2012 年から商学部長。主な研究テーマは広告論。
商「広告論」ゲストスピーカーIMG_0489

より深く、広く学べる環境を 専門教育科目にトラック制を導入

従来の4つのコースで構成されていた専門教育科目を、2014年度から6つのトラックに再構成。必要に応じてトラックの枠を超えての科目選択も推奨するなど、専門的かつ総合的な学修環境の整備に取り組んでいる。

新しく設けられた6つのトラック
  • 経営トラック:経営学、経営組織、経営戦略、経営史など、現実の経営を理解し説明するための理論や分析用具を学ぶ。
  • マーケティング・国際ビジネストラック:グローバルな視点から、市場メカニズムを通じた製品やサービスの創造と供給、諸資源の流通と交換に関わる理論などを学ぶ。
  • 金融・保険トラック:金融分野では企業金融、ポートフォリオ理論、国際金融などを、保険分野では、家計および企業のリスク処理の体系、保険企業の機能・役割を学ぶ。
  • 会計トラック:企業の経済活動を外部に報告する財務会計と、会計データを経営管理に活用する管理会計を中心に学ぶ。
  • 経済トラック:経済学の基礎的な理論と定量分析の手法を学び、ビジネスの諸問題を分析する。
  • 産業トラック:経済史や経済政策、日本経済論、中小企業論、財政学、労働経済論などを学び、経済および産業社会の実態を理解する。

理論を実際と結びつける寄附講座・提携講座

寄附講座・提携講座は、寄附元からの寄附金や人的協力に基づく。さまざまな企業、組織から、経営者やビジネスパーソンを講師に招聘し、実際のビジネス活動を素材に講義を展開。学生は、他の講義で理論的な勉強をしつつ、寄附講座・提携講座で実際のビジネスについて理解を深めることができる。

2014年度開講中の寄附講座・提携講座
  • ㈱ニトリホールディングス:流通・サービスの科学
  • British American Tobacco Japan, Ltd. :Global Marketing Strategy and Management
  • ㈱ゼンリンデータコム:起業家養成講座Ⅰ
  • 早大OB企業家有志:起業家養成講座Ⅱ
  • ㈳日本観光振興協会:ツーリズム産業論
  • あいおいニッセイ同和損害保険㈱・MS&AD基礎研究所㈱:新時代の保険事業
  • ㈶全国勤労者福祉・共済振興会:少子高齢化社会における生活保障論
  • ㈶経済広報センター:日本企業の国内外における利益獲得競争の最前線

拡大する商学部独自の提携海外協定校(※2014年5月時点)

海外の15大学と商学部独自の協定を結び、交換留学を実施。中でも中国の復旦大学と香港の香港中文大学とは「Asian Business Studies」として3校間留学プログラムを組んでいる。

商学部独自の協定校
  • アジア:国立台湾大学、国立政治大学、高麗大学校、延世大学校、梨花女子大学校、復旦大学、香港中文大学
  • ヨーロッパ:WHUオットー・バスハイム経営大学、ウィーン経済大学、ボッコーニ大学、ナバラ大学
  • 北米:トロント大学、ブリティッシュ・コロンビア大学、ヴィクトリア大学、サウスカロライナ大学

学生の自主性で可能性が高まるゼミ、サブゼミ

多くのゼミでは、通常のゼミ(本ゼミ)の活動に加え、学生主体のゼミ活動(サブゼミ)を実施。内容はゼミによって異なり、より実務に近い、課題解決型の戦略立案や提案などが行われることも多く、学生は積極的に取り組んでいる。

Pick Up
マーケティング・サイエンス 企業と共同で学生に学ぶことの面白さを伝える

守口 剛 商学学術院教授

マーケティング・サイエンスを研究している守口ゼミでは、さまざまな企画を通じて、企業との接点を多く持っています。昨年度は、ハウス食品「とんがりコーン」のマーケティング施策の提案、山崎製パン「ランチパック」新製品の共同企画、某プロスポーツチームの会員情報データの分析による施策提案を行いました。普段のゼミ活動とは異なる場を経験することが学生の成長を促すとともに、現実のビジネスと大学で学ぶマーケティング理論との関係を実感することが学ぶことの面白さの再確認につながっていると考えています。

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