
「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」記念講座2026 第2回シンポジウム
オフレコ取材を考える
2026年5月21日(木)15:05~16:45、早稲田大学 大隈記念講堂 小講堂にて、「オフレコ取材を考える」をテーマに「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」記念講座シンポジウムを開催します。
「オフレコ取材」は、一般の読者や視聴者には見えないところで行われる、記録しない取材というジャーナリズムの慣行です。特に政治記者の場合、政治家や官僚に密着する番記者や記者クラブ制度とともに、記者と権力者の癒着が懸念される源ともなっています。実際に何が記録され、公表され、あるいは公表されないのかを誰がどう判断しているのか。また、匿名での引用を認める場合もある一方で「オフレコ破り」が物議を醸すこともあり、人々の知る権利との関係から見て、ジャーナリズムの不透明な部分でもあります。
本シンポジウムでは、本学大学院の卒業生であるBSフジ報道部プロデューサー・伊藤聖氏をお招きし、伊藤氏が本学の大学院 政治学研究科ジャーナリズムコースにおいて、「政治取材におけるオフレコの判断基準」について25名の政治取材経験者を調査した研究論文に基づき、日本の政治取材で日常的に用いられる「オフレコ取材」がどのように歴史的・文化的に成立してきたのか、また政治記者と取材対象者の認識のずれなどを明らかにし、オフレコの判断基準と運用の実態について議論します。また、新聞社や通信社の記者を経て、研究者に転じ『増補改訂版ジャーナリズムの道徳的ジレンマ』(2026)などを著され、実践に基づいたジャーナリズム研究を進めておられる龍谷大学・畑仲哲雄教授をお招きし、政治取材の透明性を高めるための制度設計や社内ガバナンスなど、オフレコ取材を巡る問題点の改善方向についても議論します。
本シンポジウムは、早稲田大学2026年春クオーター科目「ジャーナリズムの現在(石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞記念講座)」の一環として2回にわたり開催されるシンポジウムの第2回となります。第1回シンポジウムは4月30日に開催され、同志社大学の小黒純教授とRKB毎日放送 報道部の今林隆史氏が登壇しました。両シンポジウムにおけるディスカッションの詳細は、早稲田ジャーナリズム大賞記念講座2026講義録(書名未定)に収録を予定しています。
日 時
2026年5月21日(木)開場14時30分、開演15時05分~16時45分
場 所
大隈記念講堂 小講堂(定員150名) ※入場無料、要事前登録
事前登録 * 以下の参加申し込みフォームよりご登録ください*
※事前登録は、【5月20日(水)正午まで】に申請ください。
※お申し込みが定員に達した場合、期日より前に事前登録を終了する場合がございます。
※「ジャーナリズムの現在(石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞記念講座)」の受講生は、本事前申し込みは不要です。
配慮が必要な方へ
文字通訳、手話通訳、場内誘導、座席の確保、お子様連れでの参加等について配慮をご希望の方は、なるべくお早めにご希望の内容をお知らせください。ご相談のうえ、できる限りの対応を検討させていただきます。
対 象
学生、教職員、一般の方
登壇者略歴
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伊藤 聖 (いとう・さとし)氏
1984年、神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修了。研究テーマは「政治取材におけるオフレコの判断基準」。フジテレビ政治部、経済部の記者、オンラインニュースデスクなどを経て、BSフジ報道部プロデューサー。政治部では、民主党政権の終焉から自民党一強の時代を取材。
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畑仲 哲雄(はたなか・てつお)氏
龍谷大学教授。博士(社会情報学)。専門はジャーナリズム研究。1961年、大阪市生まれ。関西大学法学部を卒業後、毎日新聞社会部、日経トレンディ、共同通信経済部などの記者を経て、東京大学大学院学際情報学府で学位取得。『地域ジャーナリズム』(勁草書房、2014)で第5回内川芳美記念マス・コミュニケーション学会賞受賞。著書に『沖縄で新聞記者になる』(ボーダーインク)、『増補改訂版 ジャーナリズムの道徳的ジレンマ』(勁草書房)など。
司 会
土屋 礼子(早稲田大学政治経済学術院教授)
プログラム(予定)
- 趣旨説明 土屋礼子(早稲田大学政治経済学術院教授)
- 登壇者3名(伊藤氏・畑仲教授・土屋教授)によるディスカッション
- 質疑応答
主 催
早稲田大学広報室/「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」事務局
お問い合わせ
「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」事務局 [email protected]





