本日、田中総長のもと、我々3人が職員理事として就任いたしました。重責に身が引き締まる思いがすると同時に、これから職員の皆さんとともに新たな早稲田大学の実現に向けて邁進する所存です。
田中総長は、本学の研究・教育、組織運営をさらに高いステージに押し上げ、世界水準の大学となることを目標に掲げています。この目標はそうたやすく実現できるものではないことは、新たな理事会メンバーも十分認識しています。目標実現のためには、大学構成員ひとりひとりが強い信念を持ち一層の努力をしなければ到達し得ないものでしょう。
これらの目標実現のために職員が果す役割は極めて重要です。今回職員理事が3名に増員された点からも、田中総長の職員に対する信頼と期待を感じます。
来年には2000年生まれの学生が入学して来ます。少子高齢化、AI時代の到来など日本社会・経済の構造が大きく変化する中、大学を取り巻く環境もこれまで以上に厳しさを増しています。職員業務も職員像も今までどおりでは成り立たないと皆さんもひしひしと感じておられることと思います。さらに、世界のトップスクールをベンチマークに置いたとき、職員はどのような能力が求められ、何をアウトプットするのか。業務の進め方や私たちがこれまで組織の中で培ってきた価値観をもあらためて問い直すことが求められる場面も出てくると思います。
これからその答えを私たち職員は自ら模索し、形成し、実現させていかなければなりません。その実現にあたって我々3人は担当業務を超えて協力し、皆さんと一緒に考え、一緒に試行して行きたいと思います。また、我々3人が皆さんの意見を聞き、理事会へ問題提起することも役割のひとつですので、是非皆さんのお考えを聞かせてもらいたいと思っています。
職員理事として共通している思いは、職員ひとりひとりが今持つ能力を最大限に発揮し、さらに成長を感じられる環境をつくることです。
これからも輝き続ける大学であるために、そして自分自身が誇りを持ち続けられる仕事とするために、ご協力をよろしくお願い申し上げます。
2018年11月
常任理事 佐々木ひとみ
理事 佐藤 宏之
理事 井上 文人