早稲田大学の環境保全活動は、実験から生じる薬品廃液が下水に流れ込むことによる公害を防止する目的から始まりました。
排水の管理は、まさに早稲田大学の環境保全活動の原点といえるでしょう。
計量事業証明機関としての登録もある環境保全センターは、月に1度各キャンパスの排水から、サンプルを採取し、分析し、法・条例の基準値を超過することがないよう確認しています。
万が一、基準値を超過した場合も早期に、該当する研究室を指導し、改善を行うことで被害を広めません。
工場などとは異なり、ひどく大気を汚染するような施設は早稲田大学にはありません。 しかし、一部古い建物でボイラーによる暖房が行われており、冬季のみそのボイラーで重油を燃焼しています。排出ガスを監視しながら、ボイラーを電気やガスの空調に転換しています。