新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。入学式が無事開催されたとはいえ、コロナ禍で始まる大学生活に不安を抱いている人も多いのではないでしょうか。今回のフォーカスでは、これまで『早稲田ウィークリー』に登場してくれた早大生の中から12組の在学生に、この春入学した新入生へメッセージを贈ってもらいました。先輩たちの言葉や昨年度の記事を参考に、ぜひ4年間を有意義な時間にしてください!
※リンク先の記事の役職・学年等は公開当時のものです。
自分から動けば、必ず何らかのアクションが返ってくるのが早稲田の良いところ
文学部 2年 伊東 碧海(いとう・あおい)
オンライン授業への変更は、障がいを抱える学生にも大きな影響を及ぼしました。2020年春に入学した聴覚障がい学生の伊東碧海さんは、秋学期に履修した10コマのうち8コマで、支援学生にパソコンによる遠隔通訳(PC通訳)をしてもらいながら、オンライン授業を受講しました。
- 新入生へのメッセージ
「まだいろいろと難しい世の中ですが、私は昨年1年間、全てのオンライン授業に情報保障(※)をつけていただき、問題なく学ぶことができました。自分から動けば、必ず何らかのアクションが返ってくるのが早稲田の良いところだと思います。応援しています。」
(※)障がい等によって情報を得ることができない方に対し、代替手段を用いて情報を提供すること。
【フォーカス】障がい学生のオンライン授業事情 山形など各地から遠隔支援も(2020年11月30日公開)
大学4年間で新たな自分を見つけて
社会科学部 2年 小原 悠月(こはら・ゆづき)
早稲田大学では例年、学生チームが主体となり、自治体が抱える地域課題の解決に取り組む「地域連携ワークショップ」が開催されています。昨年度は、新型コロナウイルス感染症の影響で、オンラインでの実施となりました。1年生で参加した小原悠月さんは、画面上でしか会っていないメンバーで大きな提案を作ったことに感動を覚えたと言います。
- 新入生へのメッセージ
「早稲田大学は、何か新しいことに挑戦するのに最適な場所です。ここでは、多様性あふれる教授、学生から刺激をもらい、大きく成長できます。大学4年間で新たな自分を見つけてください。」
【早大生リポート】 「地域連携ワークショップ2020」 オンラインで石川県珠洲市の課題解決 (2020年11月25日公開)
ピンチになったら…私たち先輩を頼って
政治経済学部 3年 孫 辰洋(そん・たつひろ)
「大学生は勉強しない」といった大学生への評価を覆そうと活動している孫辰洋さん。自身が立ち上げたオンライン予備校では、受験生と一緒に「なぜ自分は大学で勉強したいのか」というところから考えているそう。自分の夢や目標のために、前向きに学んでいく大学生をもっと増やしていきたいと情熱を燃やしています。
- 新入生へのメッセージ
「この先、新入生の皆さまには、多くのチャンスとそれよりももっと多くのピンチが訪れます。チャンスはぜひつかみ取ってください。ピンチになったら…私たち先輩を頼ってください。」
【ぴーぷる】オンライン予備校を設立した早大生 目指すのは一生学び続けるための場所(2020年12月1日公開)
学生にしかできないことを、思う存分楽しんで
社会科学部 3年 飯田 芽生愛(いいだ・めいあ)
7歳から18歳まで長野県飯山市にある児童養護施設で過ごした飯田芽生愛さん。高校時代から、社会的養護の下にある子どもたちの現状を発信する活動を行っています。これまでの活動を通して、将来は子どもたちの「居場所」と思える場所を作り、支えていきたいと考えるようになったと言います。
- 新入生へのメッセージ
「早稲田大学は、本当にすてきな出会いにあふれています。その出会いは、皆さんの将来の選択肢と可能性を広げてくれることでしょう。学生時代にしかできないことを、思う存分楽しんでください!」
【ぴーぷる】児童養護施設出身早大生 子ども貧困問題に「当事者の私だからできること」(2020年6月9日公開)
思い描いた夢や希望を4年間持ち続け、充実したものに
競走部
スポーツ科学部 4年 千明 龍之佑(ちぎら・りゅうのすけ)
スポーツ科学部 4年 中谷 雄飛(なかや・ゆうひ)
箱根駅伝2021で、総合6位の成績を収めた早稲田大学競走部。2021年度は、駅伝主将を務める千明龍之佑選手とエースの中谷雄飛選手を中心とした、新4年生が部をけん引します。昨夏には大迫傑選手(2014年スポーツ科学部卒)が主催したキャンプにも参加し、高い目標意識を持った2人が、より強力なチームを作り上げていくことでしょう。
- 新入生へのメッセージ
千明「自身が思い描いた夢や希望を4年間持ち続け、充実したものにしてください!」
中谷「大学という新たなステージでそれぞれの夢や目標に向かって頑張ってください。」
【Special Issue】全国から10名、世界を意識した「大迫傑との夏」競走部・千明×中谷(2020年12月22日公開)
【Special Issue】「自粛中のひとり練」特別な一年が固めた箱根への結束 競走部・千明×中谷 (2020年12月25日公開)
同じ紺碧の空の下、早稲田生活を味わい尽くして
「早稲田祭2020」運営スタッフ
代表 政治経済学部 4年 福島 陽(ふくしま・ひなた)
早稲田祭の歴史の中で、初めてのオンライン開催となった「早稲田祭2020」。新型コロナウイルスの感染拡大防止に努めながら、約200もの参加団体の活動成果を発信すべく日夜奮闘していたのが、「早稲田祭2020」運営スタッフです。代表を務めた福島陽さんは、「ここから何かが始まる場にしたい」という思いでオンライン開催に臨みました。
- 新入生へのメッセージ
「ようこそ早稲田へ。
私たち在学生は君を待ち望んでいました。
やろうと思えばなんでもやれます。なんでも応援されます。
たしかに、思い描いた春じゃないかもしれないけど。
大丈夫、早稲田は早稲田です。
同じ紺碧の空の下、早稲田生活を味わい尽くしてください。」
【フォーカス】今新たに問う「早稲田祭らしさ」 早稲田祭2020オンラインで本領発揮(2020年11月2日公開)
同じ関心を持った仲間を見つけて楽しみながら学んで
基幹理工学部 4年 田村 洸希(たむら・こうき)
「全自動手書きレポートマシン」を製作した田村洸希さん。2019年9月にTwitterに動画を投稿したところ、4万件近い「いいね」が付き、国内だけでなく海外メディアでも取り上げられるほど注目を浴びました。そんな田村さんのものづくりは、「日常生活のちょっとした不便を解決できるモノ」をコンセプトにしているそうです。
- 新入生へのメッセージ
「早稲田大学には皆さんのアイデアを発表しそれを認めてくれる場所がたくさんあります。面白い発想を持った人も多く毎日の刺激になるため、ぜひ同じ関心を持った仲間を見つけて楽しみながら学び、学生生活の中で何か自らのアイデアを発信してみてください。」
【ぴーぷる】アイデアをカタチに 「全自動手書きレポートマシン」を開発した早大生(2020年6月16日公開)
どんな人にも会える。どんなこともできる。そんな時間が早稲田にはある。
文化構想学部 4年 伊豫隅 春乃(いよずみ・はるの)
早稲田の街には多くのカレー屋があり、普段は多くの学生でにぎわっています。伊豫隅春乃さんはカレーに魅了された大学生の一人で、店主として間借りカレー屋を営んだことも。人の多様さが早稲田の良い点だと語り、カレーを使って人をつなごうと日々奔走しています。
- 新入生へのメッセージ
「君のいる世界は、自分で決められる。少し目線を外してみたら、常識だと思っていたことが全く力を持たないものだと気が付くだろう。どんな人にも会える。どんなこともできる。そんな時間が早稲田にはある。さあ、一緒に複雑に絡み合う世界に飛び出して、めくるめくマサラと化した青春を送ろう。」
【ぴーぷる】 カレーで人と人とをつなぎたい 間借りカレー屋の店主は早大生(2020年10月13日公開)
新たな早稲田の歴史を共に作っていきましょう
早稲田大学 ロータリーの会
代表 教育学部 5年 新井 国憲(あらい・くにかず)
副代表 法学部 4年 髙橋 永遠(たかはし・とわ)
早大生が待ち合わせなどに利用することも多い高田馬場駅前ロータリーを日々清掃する「早稲田大学 ロータリーの会」。 2020年1月に発足した同会は、他のサークルや企業、地域と連携してユニークな企画を行い、街全体で高田馬場駅前ロータリーのゴミ問題を解決するために奮闘しています。
- 新入生へのメッセージ
「入学したばかりであまり実感がないかもしれませんが、これからの早稲田を背負う一員であるという自負と、自分の意志を大切に、大学生活を楽しんでください。新たな早稲田の歴史を、共に作っていきましょう。」
【ぴーぷる】きれいな高田馬場の象徴に 日夜清掃に励む「ロータリーの会」が描く未来(2020年12月8日公開)
大学生活を楽しめるようにと願っています!
European Horizons at Waseda University
代表 国際教養学部 4年 メイズベイロ マリア
多数の留学生が在籍する早稲田に2019年設立された、European Horizons at Waseda Universityは、欧州連合(EU)が後援する学生シンクタンクEuropean Horizonsの日本初の支部。代表を務めるメイズベイロマリアさんは、誰もが安心して国際問題に関するディスカッションや文化交流を楽しめる場を作りたいという思いで活動しています。
- 新入生へのメッセージ
「新入生の皆さん、コロナでいろいろ大変だと思いますが、大学生活を楽しめるようにと願っています! 私はアカデミックサークルでイベントを開催したり、政策の研究をしたりして、たくさんの人と交流ができています。興味がある方は、私たちの記事を見ていただけたら幸いです。」
【ぴーぷる】日本初、EU学生団体を早稲田に設立 活動で見つけた居心地のいい場所(2020年9月29日公開)
早稲田は全てを肯定してくれます。
早稲田小劇場どらま館 SJC学生スタッフ「どらま館制作部」
制作班 文化構想学部 4年 重村 眞輝(しげむら・まさき)
早稲田大学内にある小劇場「早稲田小劇場どらま館」では、コロナ禍による公演中止の代わりにオンラインでの活動を熱心に展開。この動きを支えたのが、どらま館の運営に携わる、SJC学生スタッフたちです。公認サークル「劇団こだま」で2020年度幹事長も務めていた重村眞輝さんは、制作班で新入生が演劇活動に踏み出せるような企画を考えています。
- 新入生へのメッセージ
「早稲田は全てを肯定してくれます。
毎回最前列に座るぐらい教授のファンになってもいい。
寝る間も惜しんで、一心不乱にサークルに打ち込んでもいい。
ランチも飲み会も全部断って、図書館にこもっていてもいい。
一回立ち止まってみてもいい。
その全てを肯定してくれます。もしもそれらの中から演劇を選んでくれたら、この上なくうれしいです。」
【フォーカス】オンラインの劇場をつくる コロナ禍のどらま館で学生スタッフが奮起(2020年10月12日公開)
興味を持ったことに広く浅く、時に深く積極的に挑戦してみて
大学院創造理工学研究科 博士後期課程 2年 斎藤 菜美子(さいとう・なみこ)
早稲田大学では、多くの学生・研究者がロボット研究に打ち込んでいます。 大学院創造理工学研究科に在籍する斎藤菜美子さんもその1人で、学部時代にはロボコンへ出場し優勝、修士2年次にはイタリアで共同研究を行ってきました。研究を進めることで、介護現場などで使われる人の役に立つロボットを作りたいと話します。
- 新入生へのメッセージ
「早稲田の素晴らしい教授、友人、設備、制度をフルに活用して、少しでも興味を持ったことに広く浅く、時に深く積極的に挑戦してみてください。ぜひたくさんの経験をし、楽しく大学生活を充実させ、世界を広げていってください。」
【ぴーぷる】 子供のころからの夢に向かって 社会に役立つロボット開発を目指す (2020年11月17日公開)
【次回フォーカス予告】4月12日(月)公開「新2年生座談会特集」