20 歳になれば飲酒は認められますが、同時に、飲酒に伴う責任やルールを守ることが必要になります。
ちょっとした油断や不注意が、自分だけでなく一緒にお酒を飲んでいる人の危険につながる場合もあります。
飲酒に関する正しい知識を深め、ルールや節度を守った飲酒を心掛けましょう。
酔いの代表的な状態として、気が大きくなることが挙げられます。一気飲みや過剰な飲酒を強要したり、意図的に酔いつぶしたり、酔った上で乱暴を働いたりするなどの行為は、決してあってはなりません。
泥酔した結果として、周囲に不快感を与える行為や相手の望まない性的接触などの行為があった場合、ハラスメントとして認定され、学則により処分を受けることがあります。一方、皆さんがハラスメントの被害者となってしまうこともありますので、十分に注意してください。
また、いわゆる「家飲み」や民泊施設等での飲み会では、街中の飲食店での会食と異なり、他者の目がないため、節度のない行為に及びやすいというリスクがあります。友人関係における性的なトラブルや近隣からの苦情などの問題が生じないよう十分な配慮が必要です。
「自分はお酒に強い」という考えは深刻な事態を招きかねません。お酒に強い人は悪酔いしにくく、大量飲酒をしてしまいがちです。つまり、その分、アルコールによる臓器障害や急性アルコール中毒を起こしやすいと考えられます。また、いくら訓練してもお酒に強くなることはありません。お酒に対する過信や誤った知識を改めましょう。
飲酒運転、20歳未満の者の飲酒は違法行為です。違反者には厳しいペナルティが課せられます。
20歳未満の者の飲酒や、20歳未満の者に飲酒を強要することは法律で禁止されており、それに違反した場合、その場にいた関係者を含め、法的責任を追及され、社会的責任が問われる場合があります。また、昨今は早大生の飲酒に関するマナーについて、学外から厳しい指摘を受けています。
一方、学内では、学生としての処分やサークルとしての処分を受けることとなりますので、早大生として、自覚を持って行動してください。
短時間での大量飲酒は、ほろ酔いやいい気分を飛び越えて一気に脳をマヒさせます。周りが気付いた時には、すでに昏睡状態に陥っていることもあります。また、吐いては飲むことを繰り返すような飲み方も大変危険です。アルコールはそのほとんどが腸から吸収されますが、腸での吸収は速く、本人が思っている以上に体内に吸収されています。
長年にわたり、大学近隣地域では、地域住民と学生が相互に信頼・尊重し合いながら共存してきました。皆さんは早大生であると同時に、地域社会の一員です。地域住民から愛され、信頼される早大生として、恥ずかしくない行動を常に心掛けましょう。