計算材料科学連続セミナー 化学材料第1シリーズ 第4回「マテリアルズインフォマティクス/化学原理構築から材料設計まで」を開催いたしました。
講師は、本学先進理工学研究科 化学・生命化学専攻の清野淳司准教授が務めました。セミナー初日は、まず人工知能(AI)技術の歴史や現代における重要性から始まり、その基盤技術となる機械学習の中身や特徴、実験データの取り扱いと既存の分子系・材料系・生命系データベースの紹介、化合物や化学的な性質の表現方法の説明、などの化学の問題にAI技術を適用するための基礎的事項が丁寧に解説されました。セミナー2日目は、講師の清野准教授の研究を中心に、実験条件最適化、化学反応予測、材料探索、スペクトル自動解析、化学原理・法則の自動構築、量子化学計算の高精度化・効率化の6トピックに関して、AI技術をどのように適用するかについて解説されました。
今回は化学材料第1シリーズの最終回でしたが、企業・大学・研究機関等から多くの研究者および学生の方々にご参加いただき、盛況のうちに終えることができました。ご参加頂きました聴講者の皆様に感謝申し上げます。
第4回「マテリアルズインフォマティクス/化学原理構築から材料設計まで」
清野 淳司 (早稲田大学 先進理工学研究科 化学・生命化学専攻 准教授)
日時:2022年6月22日(水)16:00~18:30、6月23日(木)16:00~18:30
開催方法:オンライン(Zoomミーティング利用)
参加人数:75名
〔内訳〕学内19、学外53(企業等40、大学11、研究機関2)、講師他3