- 研究番号:17L01
- 研究分野:environment
- 研究種別:長期大型プロジェクト研究
- 研究期間:2017年04月〜2022年03月
代表研究者

田邉 新一 教授
TANABE Shinichi Professor
創造理工学部 建築学科
Department of Architecture
URL:http://www.tanabe.arch.waseda.ac.jp/
研究概要
地球温暖化対策に関しては、IPCC(国連気候変動に関する政府間パネル)の第5次報告書に述べられているように省エネルギーなどの緩和策に加えて温暖化に適応する対策も行うことが重要である。適応可能な環境手法に関して人体側の知見を整理する必要がある。環境適応策を検討するために住宅・建築環境における快適性・知的生産性評価に関する研究を行う。これまでの長期大型プロジェクトで申請者は「室内空気質と熱的快適性に関する研究」としてシックハウス・シックビル問題、東日本大震災後の節電環境下の室内環境に関する研究、病院における感染制御などに関する研究を行って来た。これらの研究にウエルネスという視点を新たに加え展開する。例えば、オフィスでは知識創造活動が行われており、ワーカーの知的生産性を低下させることなく、建築物の低炭素化を実現する手法を開発することが望まれる。快適性・健康性の低減要素だけではなく、健康を増進させる住宅や建築のウエルネスに関する提案を行うことを目的とする。これらの研究は、社会的意義が大変高いと考えている。
◆過年度関連PJ研究
室内空気質と熱的快適性に関する研究
Research on Indoor Air Quality and Thermal Comfort