- 研究番号:12L20
- 研究分野:environment
- 研究種別:長期大型プロジェクト研究
- 研究期間:2012年04月〜2017年03月
代表研究者
田辺 新一 教授
TANABE Shin-ichi Professor
創造理工学部 建築学科
Department of Architecture
研究概要
第1期では、室内から発生するホルムアルデヒドや揮発性有機化合物(VOC)が一因とされるシックハウス・シックビル問題に関して、放散量の測定把握と定量的な対策方法に関する研究を実施した。室内空気汚染物質測定法の確立・JIS化など、シックハウス問題に大きく貢献し、社会的にも対策がとられるようになった。第2期では、第1期で得られた知見をさらに発展させる。オフィス、住宅など様々な建築環境における快適性・知的生産性評価を継続する。また、今年3月に発生した東日本大震災により、オフィスなどでは節電対策が義務化されたことから、節電対策、節電と快適性・知的生産性との関係についても研究を進める。加えて、最近発生危険性が高まっている新型インフルエンザにより病院における感染症対策も急務になっている。本プロジェクトでは医療福祉施設における感染リスク評価とリスク低減策に関する研究も行う。これらの研究は、社会的意義が大変高いと考えている。