理工学術院総合研究所(以後、理工総研)の若手研究者(博士後期課程~ポスドク)育成・支援プログラム『アーリーバード』。 第7期目となる、2017年度は、一年間にわたり、理工の若手研究者たちが研究分野の枠を超えて交流を図りつつ、研究者としてのスキル・キャリアアップを目指した活動に自主的に取り組んできました。その1年間の活動が2018年3月1日の成果報告会をもって、終了を迎えました。
本プログラムでは、1年間の活動終了時に、活動に模範的に参画し、さらに優れた研究を行ったメンバー2名に対して『奨励賞』を授与しています。理工総研所長・副所長等による厳正な審査の結果、第7期の奨励賞には、桑江博之さん(先進・ナノ理工・庄子研 D2・助手)、清水勇気さん(先進・生命医科・大島研 D3・助手)の2名が選ばれ、成果報告会終了後の懇親会にて、理工総研 木野邦器 所長から表彰を受けました。
第7期のメンバー18名は、アーリーバードでの活動を通じて、普段の研究活動では出会う事のない異分野の研究者との交流や、自分の裁量で研究費を管理して研究課題を推進する経験、そして各種スキル・キャリア開発の活動を通じて、研究者としての成長を実感し、研究や今後のキャリアに対する新たなモチベーションを得ることができたようです。本事業での経験を今後の糧として大きく飛躍されることを、期待しています。
※桑江さん、清水さんはそれぞれ2018年2月に研究成果に関するプレスリリースを行い、研究面でも大きく活躍されています。
受賞者の声
◆桑江博之さん(先進・ナノ理工・庄子研 D2・助手)
この度は、奨励賞を賜りまして大変光栄です。御指導いただいた庄子先生、水野先生をはじめアーリーバードプログラム関係者の皆様に厚く御礼を申し上げます。本プログラムでは異分野融合の大切さから研究発信の方法まで幅広く、研究者として重要なことを学ぶことができました。今回得られた経験を活かし、さらに研究に邁進したいと思います。
◆清水勇気さん(先進・生命医科・大島研 D3・助手)
この度は、奨励賞を受賞することができ、大変嬉しく思います。2期連続での本プログラム参加を通して、早稲田で活躍される異分野の研究者との交流や、プレゼンテーション・デザインなど研究の視覚化に関するスキル、アウトリーチやクラウドファンディングなど普段の研究生活では学べないことに沢山触れることができました。昨年度は受賞することができなかった分、今回受賞することができ、とても嬉しく思います。学んだことをしっかりと自分のものにし、今後に活かしていきたいと思います。