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石田 智恵准教授が『カタストロフの残響 ラテンアメリカの政治的暴力と日常』を上梓しました

石田 智恵准教授が『カタストロフの残響 ラテンアメリカの政治的暴力と日常』を上梓しました
Posted
Wed, 25 Feb 2026

 

石田 智恵准教授の編著『カタストロフの残響 ラテンアメリカの政治的暴力と日常』が2026年2月に有限会社春風社で刊行されました。

【編著】 石田 智恵
【出版社】  春風社
【出版年月】 2026年2月
【ISBN】  9784868160724
*出版社のリンク:カタストロフの残響―ラテンアメリカの政治的暴力と日常 | 春風社 Shumpusha Publishing

石田 智恵准教授による紹介文
 本書のテーマである「(政治的)カタストロフ」とは、内戦(国内紛争)や独裁体制、ジェノサイドといった、国家権力が深く関与した暴力によって多くの人の生命・生活が、そして社会そのものが破壊されることを指しています。ラテンアメリカの多くの地域は、20世紀後半から現在まで、そのような政治的カタストロフを経験してきました。本書は、そのような政治暴力やそれをめぐる不正義に人々がどう向き合い、対処し、どうやって「その後」の生活や社会を構築しようとしてきたのか、その過程でどのような新たな暴力や不正義が生じてきたのか、といった問いを、5つの国(ペルー、アルゼンチン、チリ、コロンビア、エルサルバドル)を対象に、10人の著者それぞれが追究した論文集です。
 本書はラテンアメリカ現代史についての本であり、政治と暴力についての本ですが、本書のアプローチの特徴は、サブタイトルにある「日常」という点にあります。著者らはそれぞれ現地でフィールドワークを実施し、カタストロフの「残響」が聞こえる日々を生きる具体的な人々の視点から、長い長いその「回復」のプロセスに迫っています。剥き出しの権力・暴力を前に、ふつうの人々に何ができるのか。このように問いを言い換えれば、地域を問わず、現代の私たちが考えるべきことの一つだと、編者(石田)は考えています。