中村 隆之准教授の「第二世界のカルトグラフィ」が2022年8月に共和国より刊行されました。中村先生より下記紹介文を法学部生用に頂戴しました。
【内容説明】今回出版した『第二世界のカルトグラフィ』は、法学部の語学・教養科目の担当教員のひとりが、2017年から21年にかけて読み継いできた本と旅の記録です。法学部では主にフランス語を教えていますが、フランス語圏文学の研究者として、この間、いくつかの土地を巡りました。この本に記される、わたしが実際に訪れた場所は、カリブ海のマルティニック島、フランスのパリ、ストラスブール、ニューカレドニアなどです。この間、感染症の世界的流行で、海外に旅立つのがとても困難でしたが、たとえば、これから、この本を手引きに、今いる場所から別の場所へと想像力を羽ばたかせてみるのはいかがでしょうか。またこの本には、法学部で開講している「教養演習」で取り上げた本のことやそのときの受講生のことにも触れていたりします。みなさんが接する語学・教養科目の教員が、じぶんの研究と教育との関わりから、どんなことを日々考えているのかを知る機会のひとつとして、『第二世界のカルトグラフィ』を手にとってくれたらとてもうれしいですし、みなさんの学生生活の一部である授業や読書をよりいっそう楽しめるはずです。
【出版社】共和国 出版社WEBサイト
【出版年月】2022年8月
【ISBN】978-4-907986-91-9