法を極める
法曹三者(「裁判官」「検察官」「弁護士」)になるためには、司法試験に合格する必要があります。司法試験を受験するには、原則として「法科大学院(ロースクール)」を修了しなければなりません。
「法曹コース」は、法学部と法科大学院との教育を一体化させ、入試および学修期間の負担を軽減し、短期での司法試験合格を可能にする特別な法曹養成プログラムです。
メリット 1 法曹コース卒業者限定の特別入試を受験できる!
例えば、早大法学部の法曹コースを卒業すると、早大法科大学院の「早大法学部および提携校」の「法曹コース卒業者に限定された」入試を受験できます。しかも、合否は学部の成績で決まるので、受験の負担が軽減されます。
仮に不合格でも、他大学も含めた「法曹コース卒業者限定」の入試も受験できますし、同じ制度をもつ他大学法科大学院の「法曹コース卒業者限定」の入試も受験できます。万一、これで不合格でも、さらに、一般受験者と同じ入試を受験することができます。
メリット 2 大学入学後「最短約4.5年」で司法試験を受験し、合格できる!
早大法学部には「3年次早期卒業制度」があります。「法曹コース」に所属し、かつ、早期卒業制度により「3年次で卒業して」法科大学院に進学すると、7月に実施される司法試験を大学院進学の2年目に受験することができます。この結果、大学入学から「最短約4.5年」で司法試験を受験し、合格することも充分に可能です。
もちろん、早期卒業制度を利用せずに法科大学院に進学することもできます。これでも、「約5.5年」で司法試験を受験し、合格することもできますから、いずれにしても、短期合格が可能です。
法学研究者への道も!
早大法学部は「早大大学院法学研究科」と連携し、法学研究者養成にも力を入れています。学問としての法に関心があり、これを極めたいというみなさんには、法学部から直接に法学研究科へ進学して、研究者になるという道があります。近時は、「法科大学院修了」を前提に法学研究者養成を行う大学が多い中、法学部から大学院に直結して法学研究者を養成する制度を有している大学は珍しく、早大法学部のメリットの1つです。
※この記事は、2021年7月時点での情報に基づいています。