School of Culture, Media and Society早稲田大学 文化構想学部

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【JCulP】 Summer Session Q&A

JCulP では、日本学生(JS)は夏クォーターの後半から夏季休業期間に 5 ~10 週間程度、海外の大学にて実施されるSummer Session(短期留学プログラム)に参加します。留学先選びや授業の内容、現地での生活などについて、2017年夏にSummer Sessionを経験した1期生2人に聞きました。

郷海 葉央(文化構想学部JCulP 2年)

寺田 菜々子(文化構想学部JCulP 2年)

Summer Sessionの留学先はどのように選んだ?

寺田 JCulPが指定する英語圏の複数の大学から選べるほか、リストにない留学先を自分で探して申請することもできます。私はリストの中から、イギリスのブライトン大学を選びました。知り合いからブライトンは治安が良く、のんびりとした雰囲気で人々もフレンドリーだと聞いていたからです。留学期間が10週間と長いことも魅力でした。

郷海 私はJCulPのリストからアメリカのカリフォルニア大学バークレー校(UCバークレー)を選びました。小学校の5年間と高校の1年半、オーストラリアで暮らした経験があり、これまでに行ったことのない国に留学してみたいと考えて選びました。UCバークレーの夏季プログラムは6週間でした。

語学の授業の内容や雰囲気は?

寺田 5~10人程の少人数クラスで、文法やエッセイ、ディスカッション、プレゼンテーションなどを基礎から学び、応用へと進みながら実践的な英語力を磨けました。エッセイの授業では自分の専門分野からトピックを一つ決め、資料を集めて書き上げました。JCulPの春クォーターで学んだ知識を土台に、エッセイの書き方について理解をより一層深めることができました。クラスメートは世界各国から集まっており、みな積極的でフレンドリーだったので、お互いの国の文化を共有できたことに、とても刺激を受けました。

郷海 私は、英語上級者向けに開講されていた「English through Film」と「Culture, Communication and Media」の2科目履修し、メディアや映画について英語で学びました。1科目ごとに週に複数回授業があり、さらに1回の授業が2時間半と長いため、内容はとても濃く感じました。アメリカの地域や歴史を題材とした授業が多く、アメリカ文化の勉強にもなりました。フィールドワークで大学新聞の編集部を訪ねる機会もあり、印象に残っています。私も、JCulPの春クォーターでライティングなどの基礎を学んできたことが役立ちました。

語学以外の科目や課外活動は?

寺田 語学の授業がほとんどでしたが、専門分野の授業を受ける機会もあり、各自の専門分野について熱く語るクラスメイトに圧倒されました。私もこんなふうに自分の専門を語れるようになりたいと強く思いました。週1回、自由参加の社会科見学があり、博物館やボーリング場、町を一望できる丘などブライトンのローカルな場所に出掛けました。課題が終わった休みの日には、ロンドン、バース、カンタベリーなどを観光したり、ブライトンの町を散策したりと、イギリス生活を満喫しました。

郷海 私はその2科目以外は、特に専門科目などを履修していませんが、授業で出される課題がとても多く、自分で時間管理をして進めていくのは大変でした。ただ、集中して勉強に取り組むことができたため、身についたものは多かったです。課外活動では、Google本社を訪問したり、ヨセミテ国立公園へ行ったりと充実していました。休日にはバスや電車を使ってゴールデンゲートブリッジや、サンフランシスコ、海へと遊びに行くなど、勉強以外の時間も満喫しました。

授業以外でも英語を話す機会は十分あった?

寺田 ブライトン大学はホームステイか寮を選べ、私はホームステイにしました。ホストファミリーは陽気で優しい方々で、私を家族の一員として接して下さり、楽しいホームステイ生活を送ることができました。また、そのため学校でも家でも英語漬けの毎日。留学前は、まず日本語で考えてから英語に置き換えて話すことも多かったのですが、留学を経て英語で考えられるようになったのは大きな成果です。

郷海 私はInternational Houseという学生寮に滞在しましたが、独り部屋で、鍵もオートロックだったので、安心して過ごせました。Wifiも寮、大学とともにあったので、データが無くても苦労しませんでした。JCulP学生と行動することがほとんどでしたので、つい日本語での会話が多くなってしまったのは反省点です。寮では毎週コーヒーパーティーがあり、そこで各国から来ている留学生と交流できました。

London

San Francisco

England

Summer Sessionを終えて、自分自身の変化や成長は?

寺田 ブライトンでの10週間は、楽しく充実していて、帰国したことが信じられないくらいあっという間でした。ブライトン大学では、実践的な英語力を身につけることだけでなく、様々な国籍を持つクラスメートと共に互いの文化を共有し、日本文化や国際社会への興味をより一層深めることができました。また、サマーセッションを通して、英語の基礎から応用まで実際に英語で学ぶことで、知識を身につけるだけでなく、改めて英語の面白さを実感することができたというのは、大きな収穫です。特にエッセイの書き方を習得できたことは、今JCulPで学ぶ上でとても役立っています。さらに、留学先で各国の学生と交流を深め、自分が想像していた以上に、さまざまな国の方が日本の文化に興味を持っていることを実感しました。奥深い日本文化の魅力を探求し、それを世界の人たちに伝えられるようになりたいと思っています。

郷海 今回のサマーセッションを通して、海外のことにももっと目を向けなければいけないと気づかされました。これからは、日本文化だけでなく、さらにいろいろなことに目を向けてみたいと思いました。また、具体的に得られたスキルとしては、プレゼンの仕方は特に勉強になりました。以前はメモに頼りがちでしたが、今は顔を上げて自然に話しながら、聞き手に伝わるプレゼンを意識しています。これから入学する人に向けてSummer Sessionのアドバイスをするなら、申し込みの前にできるだけ情報を調べ、自分に合ったプログラムを選ぶこと。数週間という限られた期間だからこそ、出会いや発見に満ちた有意義な留学をぜひ実現してください。

Global Studies in Japanese Cultures Program(JCulP:国際日本文化論プログラム)

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