School of Culture, Media and Society早稲田大学 文化構想学部

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学部長挨拶

文化構想学部長 柳澤 明

4月から半年の間、一度も教室で授業をすることなく、中途半端な気持ちのままで秋を迎えることになりました。このコロナウイルスの問題については、すでにありとあらゆる角度から語られていますので、いまさらの感がありますが、あえてこの数か月の間に感じたことを正直に書いてみたいと思います。

一つは、テクノロジーだけではすべては解決できないということです。感染のメカニズムを解明したり、薬を開発したりすることは、確かに理系の学問とテクノロジーの問題です。しかし、たとえば有効な感染防止策を立てて、それを実際に機能させることができるかどうかは、当たり前ですが、社会や文化のさまざまな側面に深くかかわっています。つまり、文化構想学部で扱う学問の範疇なのです。もちろん、さらに根本的にいえば、そもそも実用だけが学問の目的ではないという話になるのですが、社会における実践という面でも、文化構想学部のような学部の存在意義は決して小さくないということを、あらためて実感しました。

もう一つは、大学における授業とは何か、ということです。オンライン授業については、学生のみなさんにもさまざまな意見や不満があると思います。授業にもいろいろなタイプがあるので、一概に論ずることはできませんし、私の勝手な思い込みかもしれませんが、少なくとも「講義」に限っていうと、オンラインでも十分に成り立ってしまった、というのが率直な感想です。私は、オンデマンド動画を中心として講義を組み立てました。準備は大変でしたし、臨場感がないとかアドリブで話を広げられないとかいう、情緒的な不満はあるのですが、講義の中で伝えたいと思った内容は、おおむね過不足なく盛り込むことができたと思います。学期末に提出してもらったレポートの内容も、図書館などが十分に使えないという問題があったにもかかわらず、きちんと書かれているものが多くて、去年よりレベルが低いとは感じませんでした。

会社などでも、リモートワークで仕事の大半は処理できてしまって、いままで毎日出社してきたことにどういう意味があったのか、というような話が聞こえてきますが、あらためて、そもそも教室に集まって授業をすることに何の意味があるのか? と考えさせられました。もちろん、これを機会にいっそ対面授業をなくしてしまえ、などと極論するつもりはありません。むしろ、本当に教室でなければできない授業のありかたを、学生のみなさんとともに模索していきたいと思います。

  

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