School of International Liberal Studies早稲田大学 国際教養学部

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卒業生レポート(井上 拓さん)

純ジャパの皆様へ

帰国子女や留学生のように、英語がペラペラの人たち。海外経験がほとんどなく、英語があまり話せない日本人たち。2006年入学の私がいた頃、SILSの学生は大きく2つに分かれていたように感じます。私は当時飛行機にすら乗ったことのなかった完全なる後者、いわゆる「純ジャパ」というやつです。今もその言葉が使われているのかは分かりませんが、海外経験がない(少ない)から、英語が苦手だから、という理由で国際教養学部への進学をためらう人もいるのではないでしょうか。 私は国際教養学部を卒業後、日系メーカーの営業会社へと就職し、縁あって現在は同系列のアメリカの営業会社へ出向してNYで勤務し、非常に充実した日々を過ごしています。「海外に出てみてたいけど、英語に自信がない」「国際的な仕事をしてみたいけど、外資系はさすがに、、、」私はそんな純ジャパの典型例?だと思います。堅苦しいことを書くつもりも、押しつけがましくするつもりも全くありません。同じように感じている方に対して、一人の経験として参考にしていただければ幸いです。

経験>知識

???????????????????????????????あくまで個人の意見ですが、専門職を目指す場合を除けば、大学生活で得るべきことは知識よりも経験だと思います。「勉強」も経験の一つなので、もちろん勉強する必要がないとは全く思っていません。しかし社会人になって活きていることは「知識」よりも、経験からくる「考え方」「取り組み方」「コミュニケーションのとり方」です。一方的な講義ではなく、グループワークやプレゼンの多いSILSでは、普段の授業でも自己を高める経験を多く積むことができます。SILSは専門性がないなんてよく言われましたが、留学だけでなく、様々な「経験」を積む場所としてはこれ以上ないと思います。 英語が苦手だと最初は戸惑うことも多いと思いますが、思い切って入ってしまえば、英語力だけでなく人間力を大きく伸ばすことのできる場所です。就職活動の面接では「英語得意なんでしょ?」とよく聞かれましたが、自分の一番の強みになっていることは英語力ではありません。さまざまな経験からくる人間力だと思っています。さまざまな経験ができるとても素敵な学部なので、興味のある方にはぜひ躊躇せずに挑戦していただきたいと思います。

卒業後の可能性

上記のとおり、SILSで最も得られるものは知識でも英語力でもなく、「経験」だと思っています。違う価値観を持った人とどう接するか、物事に主体的にどう取り組むか、周囲に対して自分の意見をどう発するか、こうした経験はどんな職種についても活きるはずです。その経験は、きっと海外を含めた大きな可能性を見せてくれると思います。英語力や海外経験がないから一生のほとんどを小さな島国の中で過ごしてしまうのは、非常にもったいない気がします。 日本の面積は、全世界の陸地面積に対してわずか0.25%だそうです。全世界が日本の大きさだったと仮定すると、0.25%だと最も小さい都道府県である香川県の半分しかありません。極論なのは重々承知していますが、あまりに狭い世界ですよね。(香川県出身の方、すみません。)もちろん、ちょっとNYで働いているからといって世界を見た気になんてなっていませんし、むしろ自分の小ささをより感じる毎日です。しかしSILSでの経験が、より大きな世界に目を向けるきっかけになったことは間違いありません。今後もより幅広い経験を積み、視野を広げていきたいと考えております。

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