Graduate School of Commerce早稲田大学 大学院商学研究科

その他

2010年博士後期課程退学
■山下 奨さん
■会計専修

voice_18_b_img2010年3月単位取得満期退学
山下 奨さん

経営専修 経営戦略研究指導
現職:跡見学園女子大学 マネジメント学部助教

慶應義塾大学商学部を卒業後、2004年4月、早稲田大学大学院商学研究科商学専攻修士課程に進学。会計コース会計専修で財務会計の研究指導を受ける。07年4月に博士後期課程へ。10年3月単位取得満期退学、同年4月から跡見学園女子大学マネジメント学部助教。専門分野は財務会計、国際会計。

指導教授から教えられた
研究者に必要な姿勢

会計の世界に引き込まれ 進路を定めた大学4年生の春

私が研究の道へ進んだきっかけは、学部時代に何気なく履修した「会計基準の研究」に関する授業でした。会計基準とは会計処理の基軸となるルール。ビジネスをとりまく環境は絶えず変化していますので、例えば「CO2排出量取引が開始する」などといった動きがあれば、それに合わせて会計上のルールも見直さなければなりません。授業は、こうした基準づくりの背景にある経済状況や社会問題に目を向けながら最新の研究について学ぶ内容で、あっという間に会計の奥深さに引き込まれました。同時に「もっと究めたい」という思いが高まり、大学院進学を決意したのです。  しかし、進む方向が決まったときはすでに大学4年生の春。それまでぼんやりと過ごしており、進学準備を始めるにはずいぶんと後れをとっていました。学部で開講する経営・経済関連の授業を受講するかたわら、図書館に通っては経営学・経済学の専門書を読みこむなど、まずは難しい専門用語を自分自身になじませることを最優先に知識を増やしていきました。

大局的な視点を持つことを いつも心にとめて

いくつか進学先を検討した中で、早稲田大学商学研究科商学専攻を選んだ一番の決め手は、教授陣の層の厚さ。特に、実際に会計基準づくりに携わる多くの会計学者が、早稲田で最先端の研究をされている点は大きな魅力でしたね。  大学院では学部に比べて教授とのかかわりが深く、どの教授のもとで研究するかは非常に大事なポイントとなります。私が修士・博士後期課程で研究指導をお願いしたのは、会計界の中心的存在である故加古宜士教授、川村義則教授、辻山栄子教授でした。「大局的に物事をとらえなさい」というのが先生方の口癖。深い部分までつきつめて考察するのが研究ですから、どうしても局部にばかり目がいきがちなのですが、大枠の中でいえばそれは実は重要ではないかもしれない。研究のノウハウや知識だけでなく、そういった研究者として大切な姿勢も教えていただきました。

消極的な自分を乗り越え 発信することが日常に

修士課程に進学した当初は、討論や論文発表など、大学院の発信型の学習スタイルについていけず苦労しました。消極的な性格だったため、とにかく人に伝えるということに苦痛を感じる毎日。発信ができずに研究者としてやっていけるのか、と不安になっていた私を支えてくれたのは研究仲間の先輩や同期生でした。大学院には専用のコモンルームがあり、研究の合間にみんなで議論したり、悩みを相談したり、冗談を言いあったり。こうした時間は私を励まし、思考力や伝達力を伸ばしてくれたと感じています。おかげで博士後期課程に進むと、半年に一度のペースで論文を発表するほど、発信することが日常になっていました。  現在は他校で助教として学生の指導と研究活動をしながら、早稲田大学のゼミにも参加し、博士論文の作成に取り組んでいます。大学院時代に親身になって面倒を見てくださった教授や仲間の姿をお手本に次世代の教育に力を入れつつ、将来的には自分の研究を通して社会貢献がしたい――それが今の目標です。

周りの支えがあったから
教員としての今があります

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