Waseda Culture早稲田文化

News

ニュース

人生125歳説を唱えた大隈重信と早稲田大学

本学創設者である大隈重信は、生前、「人は摂生すれば125歳まで生きることができる」という「人生125歳説」を唱え、適切に体力を保つことと同時に、人間の精神の強さと、高い志を持つことが生命の根本であることを訴えました。その後、本学にとって「125」という数字はとても重要な意味を持つこととなりました。

今日は1月25日。早稲田大学の中で、125の数字にちなんだ建物やエピソードをご紹介したいと思います。

1.大隈記念講堂

大隈記念講堂は、皆さまご存知のとおり、早稲田大学のシンボル的な建物です。

早稲田キャンパスに所在し、建物番号は21号館。1927年(昭和2年)10月15日に竣工したゴシック様式の地下1階、地上3階の建物で、地下には小講堂が、地上階には大講堂が配置されています。左側に見える時計塔は全高約38m(125尺)であり、ここが「人生125歳説」にちなんでいます。講堂の設計・建設にあたったのは、佐藤功一(本学建築学科の創設者・日比谷公会堂など設計)、佐藤武夫、内藤多沖(耐震構造の父・東京タワーなどの建設に携わる)など。
1999年に東京都選定歴史的建造物に認定された後、2007年には重要文化財(建築物)に指定されました。

大隈記念講堂は、VRでも詳しく紹介しており、以下からご覧になれます。特に、特別に許可を得た人でないと入れない、時計塔の鐘楼からの眺めは他では見られないものとなっています。

ツアーの説明

  • 左上に表示されるマップの赤い丸をクリックすると、その場所が表示されます。
  • 画面上の矢印をクリックするとその場所へ移動します。
  • 点滅している△を押すと解説や写真、リンクが表示されます。
大隈記念講堂の鐘

鐘楼の中に設置されている鐘は、米国ボルティモアのマクレエン社からパナマ運河を経由して運ばれました。大小4つの鐘で奏でるハーモニーは、ロンドン・ウエストミンスター寺院と同じ方式です。鐘の鳴る時間8・9・12・16・20・21時の1日6回。本学の始業・終業時間に合わせたものであると言われています。

この鐘の音は、以下の再生ボタンを押せば聞けます。是非お試しください。

 

2.大隈記念タワー

早稲田キャンパス26号館(大隈記念タワー)も125にちなんでいます。

大隈記念タワーは、2006年2月に竣工し全高250尺(約76m)。全高125尺(約38m)の大隈記念講堂の時計塔を、本学創立125年「第1世紀の早稲田」の象徴と定義し、その2倍の大隈記念タワーは、「第2世紀の早稲田」を象徴するものとなります。
とりわけ、大隈記念講堂の時計塔の頂点である125尺と同じ高さに位置する10階には、125記念室があり、會津八一記念博物館の三本柱のひとつである、考古学・民族資料分野の常設展示などがなされています。

3.早稲田の栄光の歌碑

「早稲田の栄光」の歌碑も、本学の創立125周年を記念して、大隈記念講堂脇に2007年に建立されました。「早稲田の栄光」は、1952(昭和27)年の本学創立70周年記念事業の一環として、校歌以外に学生が歌えるカレッジソングをと歌詞を公募し、当選した岩崎巌氏の詩に、西条八十氏による補助作詞と芥川也寸志氏による作曲が行われて完成したものです。それ以降、早慶戦に勝利した際や、卒業式の最後に歌う曲として、連綿と歌い続けられています。

戦後早稲田を代表する学生歌「早稲田の栄光」

4.ワセダベア

みなさまにおなじみの、「WASEDA BEAR(ワセダベア)」も、本学の創立125周年記念キャラクターとして2000年に誕生しました。2007年の125周年以降もさまざまな場面で活躍し、2020年10月に晴れて20歳を迎えました。その誕生秘話は、以下の記事でご覧ください。

20歳を迎えたワセダベア 生みの親・弘兼憲史さんに聞く誕生秘話

著作:早稲田大学文化推進部文化企画課

Page Top
WASEDA University

早稲田大学オフィシャルサイト(https://www.waseda.jp/culture/)は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。

このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。

このまま進む

対応ブラウザについて

閉じる