昨日、戦後早稲田を代表する学生歌「早稲田の栄光」の記事をお届けしました。
この「早稲田の栄光」の歌碑に刻まれた歌詞を揮毫したのは、渡部大語(WATANABE Taigo)氏。
渡部氏は1982年に早稲田大学嘱託書家となってから30余年、感謝状・学位記(卒業・修了時に授与)・石碑・催事看板・入学試験の看板から建物内の各種掲示物・・・。
並べ始めたら、枚挙にいとまがない程たくさんの揮毫を行ってきました。
早稲田キャンパス14号館前設置の杉原千畝氏顕彰碑や、
2018年3月開館の早稲田大学歴史館の石碑に刻まれた文字も氏の作品です。
氏は惜しまれつつ2016年11月に本学を去られましたが、残された名作の数々は、今後も末永く大切に守られていくことは間違いありません。
読売オンラインのインタビュー記事にある通り、渡部大語氏の書は、もはや早稲田大学の文化なのです。
氏の制作意欲はとどまるところを知らず、現在も、「現代アートとしての書道」を探求し、数々の作品を発表されています。
「単によく分からないものを提示したり、作者が作品の意図を説明することができないようではアートとして成立しない」。
そんな信念で生み出される作品は、どれも見る者を圧倒します。
最新の活動情報については、ブログ「途上 ~ 書の道 ~」で更新されます。今後の活躍に、是非、ご注目ください。