舞台『ブラック・ジャック』に“ピノコ”ロボット出演 理工・高西研が協力

HAT主催の『ブラック・ジャック』舞台化に協力

高西研、人気キャラ「ピノコ」をロボットで再現

「ピノコ」ロボット

総合芸術集団「Human Art Theater」(以下、HAT)が手掛けた手塚治虫の名作の舞台化。2月18日から上演が始まった漫画と演劇の融合を掲げるこの企画に、早稲田大学理工学術院の高西研究室が協力し、『ブラック・ジャック』の作品中に登場する人気キャラクター「ピノコ」をロボットとして再現しました。

ピノコが登場するのはエピソード『畸形嚢腫』。双子の姉のコブの中で脳や手足、臓器等がばらばらに収まった状態で生きるピノコを、天才的な腕を持つ無免許の外科医ブラック・ジャックが手術で取り出して、小さな女の子の身体を与えます。高西研はピノコを再現するために、各臓器や脚部、また胴体部から腕部を着脱可能なように設計、目にはCCDカメラを搭載しているため、ピノコ視点の映像をプロジェクタで投影することもできます。全身で25個のモータを使用し、愛らしいピノコの完全再現を試みました。

pinoko1舞台のスクリーンには漫画のワンシーンとともに、ブラック・ジャックの目線で見た手術シーンの映像が臨場感たっぷりに映し出され、手術を施された直後、ピノコは与えられた身体に戸惑いつつも、確かめるように首や手足を動かし、外の世界を初めて見る様子を“演技”します。

演劇とロボットを組み合わせるシアターロボティクスに取り組んでいる高西研の橋本健二講師は「昨年春から準備を始め、学部3年生と修士1年生の授業の一環としてピノコロボットの製作にあたった。演出通りに動作するよう設計したが、研究室のメンバーではない役者さんが本番中にロボットを組み立てるという、通常はしないことをしており、うまくいってよかった」と、胸をなでおろしていました。

pinoko3

全身で25個のモーターを使い、ピノコ誕生のシーンを再現

ロボットに関する問合せ先

高西研究室(電話03-5369-7329)

『漫劇!!手塚治虫 第一巻』〜 手塚治虫の名作が演劇で甦る!〜

日  程:2月18日~2月22日
上演作品:
①畸形嚢腫(ブラック・ジャックより)←※ピノコ出演
②苦情銀行
③おばあちゃん(ブラック・ジャックより)
④刑事もどき ~鹿の角~
劇  場:池袋シアターグリーンBIG TREE THEATER
料  金:前売り5,000円、当日 5,500円(全席自由・日時指定)
URL  :http://www.human-art-theater.jp/mangeki_vol1.html

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