早稲田大学は新しく赤十字国際委員会の総裁に就任したミリアナ・スポリアリッチ氏をお招きして、国際会議場 井深ホールにて講演会を行います。
近代の紛争や安全保障上の問題など、今世界が抱える問題について語っていただきます。
International Humanitarian Law in a Challenging Security Environment
今、地球上には、長引く紛争や政情不安で家族との平和な日常が奪われ、あらゆる人道危機に瀕している人たちがたくさんいます。ロシア-ウクライナ間の武力紛争に起因する世界規模の食料問題に加えて、コロナ禍、気候変動、水不足、各地で頻発している戦闘行為など、さまざまな苦しみが人々に降りかかっています。
今年2月に創設160周年を迎えた赤十字国際委員会(ICRC)は、これまで一貫して世界の紛争地で人道支援を行ってきました。戦争のルールであるジュネ―ブ諸条約から人道的役割を与えられているICRCは、中立、公平、独立を掲げ、戦闘やさまざまな暴力が伴う状況下で人々を支援・保護し、法の尊重・遵守を訴えると同時に、その発展と普及を通じて被害を予防することに努めています。
本講演では、ICRCのスポリアリッチ総裁が近代の紛争や安全保障上の問題を紐解き、参加者とのディスカッションや活発な意見交換を通じて、より良い世界を実現するための解決策を探ります。奮ってご参加ください。
参加をご希望の方は、以下の登録フォームより6月9日(金)までに申請をお願いいたします。尚、本イベントは英語にて実施されますが、同時通訳も行われる予定です。また、定員になり次第、締め切りますので、ご了承ください。
※イベント当日は、撮影やメディアによる取材対応の可能性がございます。あらかじめご了承ください。
◆ 講演者プロフィール ◆
赤十字国際委員会(ICRC)総裁 ミリアナ・スポリアリッチ
2022年10月1日に、赤十字国際委員会(ICRC)の新総裁に就任。
着任以前は、2018年より国連開発計画(UNDP)で事務局長補佐・副管理者を務め、欧州・独立国家共同体(CIS)地域局長も兼務していた。
スポリアリッチ総裁はこれまで、スイス外交団の一員として長年にわたり貢献。国連および国際機関の部門において大使や代表職を歴任し、主要な国連部会や会議でスイスの政策と優先事項を取り込むべく尽力した。
また、スイス外務省においても重要課題に取り組む経歴を有し、国連本部のスイス政府代表部の政策チーム責任者および参事官を務めた。2010‐12 年は、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)に配属され、シニアアドバイザーとして組織開発や運営改革、対外関係を担当。それ以前は、エジプトのスイス大使館や連邦経済/教育/経済省経済事務局の海外経済総局(国際金融開発機関)に勤務していた。
バーゼル大学とジュネーブ大学で、哲学や経済学、国際法を学び、修士号を取得。2004‐06年は非常勤講師として、ルツェルン大学でグローバルガバナンスを教えていた。
◆ 開催概要 ◆
演題:International Humanitarian Law in a Challenging Security Environment
日時:6月13日(火)14:00~14:50 ※13:30~開場予定
場所:国際会議場 井深ホール(早稲田キャンパス)
事前参加登録はこちら:https://bit.ly/3IC75TI
【問い合わせ先】
早稲田大学国際課 [email protected]