2011年3月11日に各地に未曾有の被害をもたらした東日本大震災から、本日で3年が経過しました。早稲田大学では昨年に引き続き14時46分に大隈講堂の鐘を鳴らし校旗の半旗掲揚を行い、改めて犠牲になられた方々に哀悼の意を表しますとともに、被災地の一日も早い復興を祈念いたします。
本学では震災後いち早く「東日本大震災復興支援室」を設け、奨学金制度を中心とする被災学生の支援、ボランティア活動や義援金などを中心とする被災地域への支援、研究を通じた復興支援、という3本の柱を掲げ、WASEDAサポーターズ倶楽部をとおした3億円近いご寄付をもとに、全学を挙げて私たちに出来る限りの取り組みを進めてまいりました。こうした復興支援への取り組みは本年度も継続して行われています。
3年目の今年は、改めてこれまでの本学の活動を振り返るとともに、アカデミックな視点や災害に対する大学の姿勢を大学広報誌の特集記事としてまとめました。
早稲田大学広報誌 CAMPUS NOW 早稲田の復興支援──東日本大震災から3年──
鎌田総長からのメッセージ
2011年3月11日に発生した東日本大震災から3年を迎えるにあたり、犠牲になられた方々に謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。
早稲田大学は、これまで被災学生の就学支援、被災地域への支援、研究を通じた復興支援という3本の柱を中心として、大震災からの復興に向けた支援活動を継続してきました。復興支援は、大学の英知と人間力を社会に還元するという面だけでなく、参加した学生・教職員にとって多くの経験と気づきを与えていただく機会ともなっています。
これからも本学はオールワセダで復興とそれに連なる研究・教育に取り組み、日本および国際社会のさらなる発展のために力を尽くしてまいります。
2014年3月11日
早稲田大学総長鎌田薫