早稲田オープン・イノベーション・フォーラム2019 開催レポート
学校法人早稲田大学(東京都新宿区総長:田中愛治)(以下、早稲田大学、早大)は2019年3月5日(火)にベルサール汐留(東京都中央区)にて「早稲田オープン・イノベーション・フォーラム 2019(WOI’19)」(後援:一般社団法人日本経済団体連合会)を開催したことをお知らせいたします。
早大としては創立以来初めてとなる産学連携マッチングを目的としたこのフォーラムは、初開催にもかかわらず多くの来場者を迎え盛況のなか終了いたしました。
本学副総長の笠原より「早稲田大学の目指すオープン・イノベーション・エコシステム」と題して開催の挨拶を行い、これに続き、経済界のオピニオンリーダー、経営者、研究者、専門家による講演・リサーチプレゼンテーション・パネルディスカッションを実施いたしました。
セミナー会場は終日を通して席が埋まるほど活況となりました。
ブース会場では約70件の研究グループが出展し、来場者が実際に妊婦超音波検診支援システムの機器に触れたり、自動運転システムのインターフェースを操作したり、競技者と道具の関係性を計測する自転車ペダリングシステムに跨り漕いでみたりするなど、各種のデモンストレーション、動画上映やパネル展示が研究者により直接行われ、今後の共同研究について活発な議論が交わされました。
早稲田オープン・イノベーション・フォーラム 2019 (WOI’19)とは?
本フォーラムは、早稲田大学における産学連携ビジョンの提示、シーズとなる最先端研究、ならびに産学連携事例に関する講演、技術展示・デモンストレーションによるご紹介、産学連携マッチングの機会を提供する場として、2019年3月5日に早稲田大学としては初めて開催いたしました。
当日オープニングで配信された 第17代総長田中愛治からのメッセージ
ブース会場の様子
講演者
左から、山西健一郎氏(一般社団法人日本経済団体連合会 副会長 )、長谷川閑史氏(武田薬品工業(株)相談役、社長・会長、経済同友会代表幹事等歴任)、西條正明氏(文部科学省 科学技術・学術政策局 産業連携・地域支援課長)
左から、笠原博徳氏(副総長・WOI’19実行委員会委員長)、中谷義昭氏(オープンイノベーション戦略研究機構 副機構長)、 内田和成氏(早大ビジネススクール教授)
リサーチプレゼンター・パネリスト
左から、柴田良弘氏、戸川望氏、巽宏平氏(すべて理工学術院教授)
左から、高西淳夫氏、所千晴氏、菅野重樹氏(すべて理工学術院教授)
左から、山野井順一氏(商学学術院准教授)、伊藤将雄氏(株式会社ユーザーローカル代表取締役)
来場者・出展者の声
来場者
- 「社会ニーズを的確に捉えたWOI19に参加させて頂き大変有難うございました。産学(また官を含めて)連携したオープンなビジネスエコシステムを共創していく必然性、そしてその触媒として本フォーラムが重要なプラットフォームであることを強く感じました。」(日本電気(株)執行役員 林良司様)
- 「多彩かつ豪華そのものの登壇者と熱気溢れる数多くの出展ブースに、まさにオープンでイノベーティブな新しい早稲田を実感いたしました。」
- 「幅広い分野に若い研究者が取り組んでいる姿は大変頼もしいです。」
- 「初の参加でしたが、大変良い経験でした。名刺交換させていただいた研究者・学生さんには当社の技術研究所を訪問してもらい、さらに深い情報交換をしたいと思います。」
- 「いろいろな研究者の方々の熱いお話を聞かせていただき、大変ワクワクさせていただきました。」
出展者
- 「来場された企業の方々に研究を紹介できる機会となりました。また、早大学内でも研究者同士が知り合う場がこれまであまりなかったので、このフォーラムによって交流することが出来たことも収穫でした。」(理工学術院 上杉教授)
- 「これまで学会や研究の場を通じて企業の方と接することはあっても、このフォーラムのように一括して企業と研究者とのニーズを一致させる機会はありませんでした。今回多くのお話を頂いたので、今後は、声をかけていただいたなかで本気でともに研究・開発に取り組める相手を見定めていきたいです。」(人間科学学術院 竹中教授)
- 「映像に映る災害の現場こそが研究の現実ですが、会場に来てくれた企業や一般の方々に今日はその一部でも映像を通じて見てもらえたことが良かったです。」(理工学術院 柴山教授)
実施概要
日時・場所:2019年3月5日(火)10:00~18:00 ベルサール汐留2Fホール(東京都中央区)