早稲田大学、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、国連UNHCR協会の3者は、2018年6月11日に難民高等教育プログラム(RHEP)に関する協定を締結しました。難民高等教育プログラムは、経済的な理由で日本の大学に通うことが困難な難民のための奨学金制度で、学費等を支援するものです。この協定により本学は、UNHCRおよび国連UNHCR協会が推薦する難民学生を毎年若干名、正規生として受け入れることが可能となります。難民高等教育プログラムは本学を含め現在11大学で実施していますが、本学は大学院生を受け入れる初めての機関となります。2019年度は社会科学研究科とアジア太平洋研究科を対象とし、修士課程1名、博士課程1名が入学予定です。
本学に難民高等教育プログラムを通じて入学する学生には、本学からの学費の支援のほかに、公益財団法人服部国際奨学財団から奨学金が給付されることが決定しています。これにより、難民学生が安心して勉学により一層取り組むことのできる環境を提供できることとなりました。なお、この支援は来年度以降も継続的に続く予定です。
早稲田大学は、社会的・経済的理由に縛られる事なく、世界のために貢献しようと努力する学生に最善の教育環境を提供し続け、世界各地のリーダーとなる人材の育成に注力していきます。
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早稲田大学国際部国際課:intl-ac@list.waseda.jp