真の国際教養とは? 国際教養学部長・Pinnington教授

国際教養学部長 Adrian J. Pinnington 教授

国際教養学部は、国や文化の違う学生が共通の言語で共に学ぶ「国際」、幅広い分野の授業の中から自分の専攻を見出していく「教養」というふたつの柱をもつ学部です。大きな特色といえるのは、国籍や育った環境、さまざまな文化的背景をもった多様な学生が机を並べ、同じように多様な教員の下で学んでいること、そして2004年の創設以来、99%の授業を英語で行っていることです。同学年の3分の1は外国人留学生で、毎年250人の単年度留学生もあわせれば、割合はさらに大きくなります。学生の多様性を生かすため、授業は少人数で参加型のものが多く、文化や考え方の違う人と直接意見を交わす機会が豊富に用意されています。

ときには、政治的に緊張関係にある国同士の留学生が、授業中のディスカッションで衝突することもあります。しかし、その経験こそが本当の意味での国際化ではないでしょうか。国の境界が薄れ、国籍に大きな意味がなくなりつつある現代では、自分と異なる他者への理解と共存について常に考える必要があるからです。本学部では、誰でも自由に発言できる自由な雰囲気の下で、集まった全ての学生が真の国際化、生きた国際コミュニケーションを学ぶことができています。日本に住んでいるとなかなか気付けないことですが、留学生は「日本の大学では誰でも自由に発言させてくれるんだ」と驚き、そこに大きな魅力を感じてくれているのです。

日常的に留学生と交流できる環境は、日本人学生にも良い影響を与えています。日本や本学に期待して留学し、授業や課外活動に意欲的に取り組む留学生と接することは大きな刺激になりますし、異文化と接することで自分が無意識に持っていた価値観も見えてきます。互いに刺激し合い、モチベーションを高められる環境にいるため、本学部の学生は学内外で勉学、芸術、交流活動に参加して国際性を養い、世界中に幅広い人脈を作っています。

良い影響が受けられるのは、本学部の学生に限りません。留学生は、学内の交流イベントやグローバルエデュケーションセンター提供科目、学生寮、サークルなどを利用して他学部の学生とも交流しており、異文化に触れる機会は全学生に用意されています。異文化交流という言葉に壁を感じてしまう学生の皆さんもいるかもしれませんが、その壁は自分が作り出しているに過ぎないもの。ぜひどの学部の学生も、日本語による日本人だけの環境にとどまらず、より挑戦的な環境を求め、活用してほしい。語学に自信がなくても、まずは留学生に声を掛け、イベントや授業、そして留学へと、もっと“Ambitious”になって挑戦することで自然と国際性は磨かれていきます。

時代に合わせ、国際教養学部は今も進歩を続けています。母国語と英語だけでなく、第3、第4の言語を使えることは、世界を舞台に活躍するうえで武器になる。そのため非英語圏への留学プログラムや、プルリリンガルな教員の充実も図っています。一方、留学生の期待に応える授業内容や制度、サポートの向上にも引き続き取り組みます。留学生も日本人学生も多言語を習得できるような教育環境を整え、グローバルスタンダードなプログラムを提供していくつもりです。

日常の学生生活から豊かな国際性を養い“地球市民”として生きる 森田典正理事インタビュー

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