「大切なのはどこで働くかよりも ここなら自分のやりたいことを実現できるという感覚」【卒業生インタビュー】恒光 一将さん(国際教養学部卒業)

培ったのは未知の環境に飛び込む行動力

恒光一将2

2015年7月から島根県の海士町役場で働いています。海士町がある中ノ島は、隠岐諸島に属する1島1町の小さな島です。誰も知り合いのいない土地に1人で飛び込んで暮らし、仕事をするという、学生時代には想像もしなかった毎日を心から楽しんでいます。

早稲田では馬術部の活動に熱中する生活を送りました。初心者として入部し、裏方の仕事もこなしながら練習を重ねました。当番の週は朝から東伏見の厩舎で馬の世話をし、練習後に大学で授業を受け、再び厩舎に戻ってえさをやる生活。思い通りにはいかない相手と長い時間を過ごし、どんな場面でも冷静に次の一手を練る度胸や忍耐力が備わりました。

小学生のころからニュースなどを通して“近くて遠い国”であるロシアに関心があり、学部ではロシア語やロシア文化の勉強に力を入れました。国際教養学部の必須カリキュラムである1年間の海外留学を経て、就職活動ではロシアに支店を持つ企業を志望。大手物流会社から内定を得ました。入社後は国際航空輸送の部門で働き、ロシアと日常的にやりとりをする業務にも携わることができました。しかしいつしか「海外研修に行きたいがために会社に勤めている」という本末転倒の状態にある自分に気づき、視野を広げる必要性を感じて会社を退職。次の仕事を模索していたときに海士町を知り、今の職に就きました。

「離島に移住した」という意識や気構えは、実は私の中にはありません。やりたいことを追求して、そうだと感じた職場が、たまたま離島にあっただけのこと。海士町に国内外から学生や社会人を呼び長期滞在してもらう事業も進めていて、海外に関わる仕事をする希望も叶いました。大切なのは、どこで働くかよりも、「ここなら自分のやりたいことをきっと実現できる」という感覚を持てるかどうか。自らの心が感じとるものを頼りに進むべき方向性をつかみ、それをもとに考え、行動に移すことをこれからも続けていきたと思います。

先入観を持たずに人と接することの
大切さを学びました

P10-恒光 一将_学生時代

馬術部では、学年が上がるなかで「先輩として上に立たなければ」というプレッシャーも感じていたのですが、初心者から始めた私より上手な後輩はたくさんいました。上下関係にとらわれても自分の技術は伸ばせないと感じ、分からないことは後輩にも積極的に尋ねるように。また、後輩の声を丁寧に拾い、それを主将に伝える役目も担いました。馬術部の活動でも海外留学でも、固定概念にとらわれずに思い切って人との壁を打ち破る経験を積めたと思います。

慎重さと行動力の両方を活かしながら
事業アイデアを形に

海士町で和食料理人を育成するプログラムのコーディネートや、国内外の人々を島に招いて中長期滞在してもらうワーキングツーリズムの運営に携わっています。自分のアイデアで進めていける部分が多く、やりがいは大きいですね。馬術部で身に付けた「虎視眈々とチャンスを狙う慎重さ」と、留学で培った「まずは飛び込んでみる瞬発力」の両方が、今の仕事に活きています。


恒光 一将
島根県隠岐郡海士町役場交流促進課
2011年 国際教学部卒業

※掲載情報は2016年度内の取材当時のもの。

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