「自分から動かないと何も得られない」【卒業生インタビュー】三橋さん(先進理工学研究科修了)

プロフェッショナルズ・ワークショップの経験を糧に
宇宙開発に携わる夢を実現

P09-三橋 怜

子どものころから宇宙に興味がありました。中学3年の総合学習の授業で、各自が興味のある会社に自分でアポを取り取材に行くという課題があり、私はJAXAを選択。実際に訪れて、将来はここで働きたいという夢が芽生えました。早稲田の物理学科に入った後も目標は変わらず、宇宙放射線の研究室で学んでいた4年次にJAXAの採用試験を受けたのですが、1次試験で不合格に。原因を振り返ってみて、JAXAという組織について自分が何も知らないことを痛感しました。そんなとき、プロフェッショナルズ・ワークショップ(通称:プロプロ)にJAXAと連携したプログラムがあると知り、参加を決めました。与えられたミッションは「ビッグデータを活用した斬新な企画の提案」。チーム内で唯一の理系学生だった私も、ビッグデータを扱うのは初めての経験で、JAXAの方々から的確な助言をいただきながら、チームで力を合わせて調査を進めました。メンバーの所属学部は全員ばらばらで、そのため得意分野や目の付け所もそれぞれ異なり、発見の連続でした。調査方法についてチーム内で意見が割れた際は、「2案ともやってみよう」と前向きに捉え、最終的に両方の調査結果をうまく盛り込んで成果発表をすることができました。卒業後は修士課程に進み、JAXAの採用試験に再挑戦。プロプロを経験していたからこそ、宇宙開発に感じている課題や、入社後に取り組みたいことなどを明確に伝えることができました。
私は今、JAXAの研究開発部門で観測センサの開発プロジェクトに携わっています。自分が関わる業務が、近い将来カタチになって宇宙に打ち上がると思うと、大きなやりがいと使命感を覚えます。同期には宇宙とは直接関係のない理系分野や、文系の出身者も多くいます。これから大学生活を通して自分の進みたい方向が見えてきたならば、専攻の分野が違うからと諦めず、夢を実現する道をぜひ積極的に探し求めてください。

輪を大切に進めていく
自分の持ち味を活かしリーダーシップを発揮

P09-三橋 怜_学生時代

プロプロでは班のリーダーを決めずに活動をスタートしましたが、ビッグデータを扱うことから、理系の私がおのずと進行役を担う場面が多くありました。議論が弾まないときには自分から積極的に話題を振り、みんなが意見を言いやすい雰囲気作りに努めました。その経験を通して、輪を大切にしながらチームの総意を得て進めていくリーダーシップもあると気づきました。

多様な知が集まる宇宙開発の現場で
主体的に研鑽を積みたい

プロプロでも少林寺拳法部の活動でも、自分から動かなければ何も得られないと学びました。その経験は今も活きていて、指示を待つのではなく、仕事を任せてもらえるよう意思表示し、そこで成果をきちんと出して次につなげることを意識しています。私が携わるプロジェクトでは大学や民間企業の研究者との連携もあり、多様な知が集結する宇宙開発の醍醐味を体感しています。


 

三橋 怜
宇宙航空研究開発機構(JAXA)
2014年 先進理工学部卒業
2016年 先進理工学研究科修了

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プロフェッショナルズ・ワークショップ
プロフェッショナルズ(企業・自治体・団体)が実際に抱える問題について、グループワークなどを通じて問題解決に取り組み、解決策を提案する実践型の産学連携プロジェクトです。表面的な就業体験だけでなく、社会の現場に触れることで、社会人としてのコミュニケーション能力や、チームで協力し合いながら最後まで考え抜く力を身につけることを目的としています。また、プロフェッショナルズに対して、直接自分のアイデアを投げかけることができる、またとない機会でもあります。

※掲載情報は2016年度内の取材当時のもの。

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