“ハート”でデザインし感動させてきた10年間 3.1 フィリップ・ リム共同創業者の2人による講演会を開催しました

3月28日、国際会議場にて、早稲田大学ラグジュアリーブランディング研究所(所長 長沢伸也商学学術院教授)、早稲田大学繊維研究会主催の「3.1 フィリップ リム 特別講演会」が開催されました。当日はNYのファッションブランド「3.1 フィリップ リム(3.1 Phillip Lim)」の共同創業者兼デザイナー フィリップ・リム(Phillip Lim)とCEOのウェン・ゾウ(Wen Zhou)が来日し、生い立ちからブランド創業、そしてグローバルビジネスとして成長させた秘訣まで、同い年の2人がブランドを立ち上げた時に31歳だったことから名づけられたブランド、「3.1フィリップ リム」の創業から今日までの10年間を振り返りながら幅広く語り合い、学生や一般の方など約360名の聴衆に語りかけました。

当日は会場が満員になるほど熱気に溢れていました

当日は会場がほぼ満員になるほど熱気に溢れていました

講演では、決して恵まれた環境にはなかった2人が、それでもファッションに情熱を燃やして過ごしてきたこれまでを、ユーモアを交えてお話しました。以下は講演会での2人のメッセージです。

左:フィリップ・リム氏 右:ウェン・ゾウ氏

左:フィリップ・リム氏 右:ウェン・ゾウ氏

質問:ビジネスでの成功の鍵は

フィリップ「自分にとって素敵なスペースのために戦うことです。ビジネスで成功するために成長するのではなく、自分のスペースのために戦って成長していくべきでしょう。そして、(自分の)ハートでデザインをすれば、人を感動させることができます」

ウェン「それはまだ勉強中です。ただ、本物志向であることが大事だと思います。情熱を持つことが重要で、同じ価値観を持つビジネスパートナーに出会うことも重要です。簡単に勝利することはできませんが、ビジネスに誠実であってください」

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質問:これからの10年について

フィリップ「10年後は今より10歳若くなっていると思います。そしてもっと人生を楽しみたいです」

ウェン「あまり計画を立てたくありません。世界はどんどん変わっていくので、あまり先過ぎる未来をみないで、自分自身いつも”旬”でいたいです」

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最後にフィリップ氏は早大生や会場に来たみなさんに「明日はいつも新しい1日です。好きなことを続けて、嫌なことをやるぐらいなら新しいことを力いっぱい始めてほしいです。人生は短いのです」というメッセージを伝え、拍手喝采の中、講演会は終了しました。

 

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