国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)は、「大学発新産業創出拠点 プロジェクト(START)」に関して、技術シーズ選抜育成プロジェクト(IoT分野)の募集を開始しましたので、ご案内します。
件名
平成28年度 大学発新産業創出拠点プロジェクト 技術シーズ選抜育成プロジェクト(IoT分野)
概要
技術シーズ選抜育成プロジェクト(IoT分野)では、IoT関連の研究開発またはベンチャービジネスにおいて国内外で活躍する人材がメンターとして技術シーズを選抜し、メンターの指導・助言のもとで若手研究者がIoT関連の研究開発を行います。
若手研究者の技術やアイデアを基に試作品を製作し、事業展開ビジョンとともに事業プロモーターに演示して、事業プロモーターのデューデリジェンスの対象とすることを目標とします。
様式・公募要領
申請書書式および詳細はJSTの公募要領をご確認ください。
採択予定件数・事業規模
- 単年度(平成28年度末まで)
- 10~20課題程度
- 研究開発費(研究開発費は大学に支出します):直接経費300万円を基準額とし、1000万円を上限とする。
対象となる研究開発
- センサー、知能・制御系、駆動系(音・画像情報含む)の要素を少なくともひとつ備えた装置であること。
- 自律機能(自ら学習し行動する機能や人工知能)、情報端末機能(様々なデータを自ら蓄積・活用することにより新たなサービス等の付加価値の源泉となる機能)、またはネットワーク機能(それぞれが相互に結び付き連携する機能)の少なくともひとつの機能を有すること。
※なお、選抜時やメンターとの調整により、上記以外の機能を有することが妥当であると判断された場合は、これ以外の機能を有するIoTも可。
申請者の要件
- 大学等に所属する研究開発チーム(1チーム4名程度を想定)。但し、大学の産学連携部門の支援等が得られ、目標達成を見込めるのであれば、個人申請も可。
- チームは学生やポスドク等の若手人材で構成。ポスドクは学位取得後5年未満、 博士課程満期退学者は満期退学後3年未満程度を想定。
- チームリーダー(1名)を置くこと。
応募に当たっては、以下のア)~エ)を全て満たしていることが応募の要件となります。
ア)チームリーダーおよびチームリーダーが所属する大学等との連名で申請すること。なお、チームリーダーが学生の場合、指導教官がサポーターとなること(e-Rad への申請は指導教官が行う)。
イ)チームの各構成員は PI(Principal Investigator、研究室主宰者。学生の場合は指導教官)の同意が得られていること(学生の場合は申請時に PI 等からの推薦状を提出)。
ウ)年度末に開催予定の企画(年度末に研究開発チームが製作した試作品とともに事業展開ビジョンを演示し、START の事業プロモーター等による評価を実施)で、試作品を一般公開できること(非公開としたい技術がある場合はメンター等との事前相談により非公開とすることも可)。
エ)申請時点で、ベンチャー企業の創出の核となる研究成果(特許権(出願中を含む)、著作権等)(以下「原権利」という)があり、当制度による研究成果の実用化に関して、原権利を所有する大学等による同意が得られていること。もしくは、研究開発中に知的財産を形成する目処があること(特許出願等を含む)。
詳細は公募要領をご参照ください。
公募期間
平成28年3月14日(月)~5月30日(月)
スケジュール
- 公募締切 5月30日(月)
- 審査(メンターによる選抜)6月~7月中
- 採択研究開発課題の決定 8月中
- 研究開発開始 9月~10月
- 事業プロモーター等へのプレゼンテーション・評価 (試作品演示会の開催等) 平成29年2~3月
早稲田大学では、大学等の産学連携部門を産学官研究推進センターが担当できます。また、原権利については、帰属する機関の同意が前提となります。申請前にご相談いただけますようお願いします。
また、本事業はJSTによる委託事業になります。学生や非常勤の教職員をはじめとした受け入れ資格がない方は、直接申請することができません。研究室の指導教員等に相談の上、申請を検討ください。
問い合わせ
本公募に関する学内お問い合わせは、下記宛にお願いします。
産学官研究推進センター 担当:服部
TEL:03-5286-9867, 内線79-2076 FAX:03-5286-8374
E-mail:[email protected]