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2024年度 早稲田大学リサーチアワード(独創的研究推進) 授与式

独創的研究の推進と国際的な情報発信力の強化

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Tue 01 Apr 25

独創的研究の推進と国際的な情報発信力の強化

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Tue 01 Apr 25

2025年3月19日、早稲田大学大隈会館にて、早稲田大学リサーチアワード(独創的研究推進)WASEDA RESEARCH AWARD 授与式が行われました。

本学では、独創的研究の推進と国際的な情報発信力の強化を目的として、早稲田大学リサーチアワードを設け、大規模な研究を主導的に推進している研究者を「リサーチアワード(大型研究プロジェクト推進)」として、国際発信力の高い研究業績をあげている若手研究者を「リサーチアワード(国際研究発信力)」として表彰しています。
2024年度からは、これに加えて、独創的な研究を先導して推進している研究者を「リサーチアワード(独創的研究推進)」として表彰しています。

授与式では、天野嘉春研究推進部長より開式がなされ、田中愛治総長より祝辞が述べられました。表彰は田中総長より一人ずつ手渡されました。

独創的研究推進(Leading Research)(50音順)

石原 千秋 教授(教育・総合科学学術院)

石原 千秋 教授(教育・総合科学学術院)

石原 千秋 教授(教育・総合科学学術院)

石原教授コメント:人文系の研究者は誰しも後の自身の研究の出発点となる論文を持っています。私の場合は「反=家族小説としての『それから』」(1987年)と題する論文で、人妻との道ならぬ恋の物語だけでなく、家との葛藤の物語でもあると読みました。それに気付いたのは主人公の代助という名前でした。戦前の民法では実質的に長男単独相続なので、次男坊は長男に事故があったときのスペアー(=代助)です。その後、漱石が専属作家となった朝日新聞社のマーケットである東京山の手の中産階級は、まさに維新の第一世代から第二世代への遺産相続の時期だったことに気づきました。漱石は朝日新聞社の専属作家として忠実に山の手の男性知識人に向けて小説を書き付けました。イギリス留学で近代の終焉を見てしまった漱石は、日本でそれが起る兆しをいち早く見いだし、社会における進化論と退化論の意味、男性にとって女性が謎に見える意味、資本主義の行く末、そして「私」という一人称主語の限界などを小説で書き続けました。したがって、漱石を論じることは近代日本を論じることなのです。
以上が、見知らぬ世界に迷い込んだ私の受賞の弁です。

研究内容紹介

大島 登志男 教授(理工学術院)

大島 登志男 教授(理工学術院)

大島 登志男 教授(理工学術院)

大島教授コメント:受賞の対象となった研究の多くは、研究室の学生と行なってきたもので、その成果を評価していただいたことを学生ともども感謝いたします。CRMP2の発見者である横浜市大の五嶋良郎先生には約20年に及ぶ共同研究をさせていただき、また疾患モデルを使った研究では、多くの共同研究者に恵まれ研究を推進することが出来ました。TWInsという研究教育施設で生命科学系の研究が出来る体制を作り、サポートしていただいたおかげでもあると思っています。今後は、臨床医として得た経験を生かして、研究成果をより臨床応用に近づけるよう、努力して参りたいと考えています。

研究内容紹介

大須 理英子 教授(人間科学学術院)

大須 理英子 教授(人間科学学術院)

大須 理英子 教授(人間科学学術院)

大須教授コメント:この度は、リサーチアワードに選出していただき、誠にありがとうございました。独創的な研究を推進しているとのご評価を賜り、大変光栄に存じます。本研究の推進にあたり、ご指導くださった先生方、議論にお付き合いいただき共に研究を進めてくださった共同研究者皆様、そして研究室の皆様に、心より感謝申し上げます。今回、運動制御や学習に関する基礎研究をリハビリテーションへの応用へと展開してきた点をご評価いただき、大変励みになりました。脳と心の仕組みには、まだ解明されていないことが数多く残されています。今後も、創造的な研究を生み出せるよう研鑽を積んでまいります。

研究内容紹介

川西 哲也 教授(理工学術院)

川西 哲也 教授(理工学術院)

川西 哲也 教授(理工学術院)

川西教授コメント:子どもの頃、マイクの電波がどこまで届くのかに興味を持っていました。今では、新たな電波帯域であるテラヘルツ波の実験を行い、同じ探求を続けられることを幸せに思います。通信を支える光と電波をシームレスに捉え、その物理を見据えながら、工学としての分野を確立し社会実装につなげることが重要です。情報通信技術は社会インフラの在り方を大きく変えようとしています。地球環境を前提とした高信頼性・持続可能な光電波融合ネットワークの実現に向け、JST ASPIRE国際頭脳循環プロジェクトを通じて次世代研究者育成を視野に研究開発を進めてまいります。国内外の共同研究者、学生、大学スタッフの皆様に心より感謝申し上げます。

研究内容紹介

日野 愛郎 教授(政治経済学術院)

日野 愛郎 教授(政治経済学術院)

日野 愛郎 教授(政治経済学術院)

日野教授コメント:リサーチアワード独創的研究推進を授けていただき、誠に光栄に存じております。本学で様々な先生方から教わったこと、そして学生との対話から学んだことを通して、自身の研究が形作られ、また手厚い支援を頂く中で、研究アイデアを発展させることができました。これまでいただいたサポートに感謝を申し上げるとともに、今回いただいた賞を励みに研究者として成長できるよう精進する所存です。日頃、野球部の学生に文武両道を説く身として、まずは隗より始めるべく、より一層研究教育活動に力を入れて参ります。

研究内容紹介

宮地 元彦 教授(スポーツ科学学術院)

宮地 元彦 教授(スポーツ科学学術院)

宮地 元彦 教授(スポーツ科学学術院)

宮地教授コメント:コメント:このたびは、誠に栄誉ある賞を拝受し、心より光栄に存じます。着任以来四年の歳月を重ねるなかで、卓越した教育・研究環境を提供くださったスポーツ科学学術院の教職員ならびに学生の皆様に、深甚なる感謝の意を表します。近年、健康やスポーツに関する研究は、テクノロジーの発展によって大きく進化しています。私たちは、ウェアラブルデバイスやAI(人工知能)を活用し、さらに腸内細菌や遺伝子の分析を通じて、一人ひとりに合った最適な運動や食事の方法を科学的に研究しています。これらの最先端の研究をもとに、スポーツを通じて心と体の健康を向上させるとともに、環境にも優しい持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。このたびの受賞を励みとし、今後も一層の精進を重ね、教育・研究活動に邁進する所存です。引き続き、皆様のご指導ご鞭撻を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

研究内容紹介

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