12月18日、商学学術院・毛利裕昭准教授の授業の一環として、イスマイルザーデ駐日アゼルバイジャン大使による講演会が行われました。
大使はアゼルバイジャンの基本情報に加え、旧ソ連諸国における立ち位置、及び統計データによる経済・ビジネスの状況について幅広く紹介。歴史面では、ソ連からの独立、アルメニアとの紛争要因であるナゴルノ・カラバフの経緯について、また文化面では世界遺産が多数あること、経済面では、近年アゼルバイジャンが石油産業から徐々に他の産業にもすそ野を広げ、国全体の経済力が上がっていることなどを説明しました。日本の大学に留学していた経験を持つ大使は、終始流暢な日本語で、かつユーモアを交えてスピーチを行い、聴衆はお話に引き込まれていたようでした。
質疑応答では、学生からの質問に関連して、大使は「観光産業が伸びている。首都バクー以外にも誇れる文化遺産があり、ワイン、様々な果物などがある。ぜひ皆さんにもいらしていただきたい」と語りました。さらに、2020年のオリンピック開催地にアゼルバイジャンの首都であるバクーも立候補していたというエピソードを紹介し、「東京での開催を応援するため、潔く譲ったのです!」とユーモアを交えながら日本との友好関係をアピールしました。
参加者は学生、一般合わせて150名以上に及び、大変充実した講演会となりました。